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子供の頃の話
No.5 2018/03/31 08:11
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
お姫様にはちっとも興味が湧かなかった。
閉じ込められた塔の窓から「助けてー!」と叫ぶだけでロクに戦おうとも何ともしない奴に魅力なんて少しも感じ無かった。
フワフワのドレスもブロンドの長い巻き髪も羨ましいと思わないし、王子様の風になびくマントやキリリとした顔の方がずっと良い。
目指す物が決まった気がした。
年長組になっていた私は翌日からすぐに行動に出た。
幼稚園の使われていない、いつもシャッターの降りている薄暗いガレージに、これまた使用されていないボロボロのソファ(何故あったのかは分からない)を幾つも運び込む。
どう声を掛けたか全く覚えていないが、話に乗って来てくれた佳苗ちゃんと「王子様とお姫様」と題して、ガレージで二人舞台を始めた。
勿論他の園児達を無理矢理引っ張って来て見てもらった。
内容は……
佳苗ちゃん「王子様!」
私「姫!」
上手と下手からお互いに駆け寄り、抱き合って熱いキスをする。
………おわり
これだけ(笑)
こんな内容なのに観客の園児達には大好評だった。
目の前でぶっちゅ~う、と本当にするキスにみんな興奮していたみたいだ。
公演(笑)は一ヶ月程、毎日続いた。
暫くたってさすがに「王子様!」「姫!」ぶっちゅ~う、にもみんな飽きたのか集客率も悪くなり、やむ無く千秋楽を迎える事となった。
ソファを片付けるのが面倒だった。
何故だか先生方に怒られる事は無かった。
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