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子供の頃の話
No.86 2018/05/08 04:48
匿名さん ( 41 ♀ )
あ+あ-
★
クラスに高本(たかもと)くんという男の子がいた。
皆から『たっくん』と呼ばれていたその子は、私とは三年生の頃から小学校を卒業するまでずっと同じクラスだった。
小柄で大人しい感じのたっくんだったが、彼も中々に問題児だった。
まず勉強がとにかく苦手だった様で、五年生になってもたっくんは漢字が書けない、九九も覚えられなかった。
給食を全部食べられず、机の中にパンを入れたまま放置して教室中に悪臭を漂わせ、担任の先生に手洗い場で机を丸ごと洗われた事もあった。
話し方も少し幼い感じのたっくんだったけれど、だからと言っていじめにあう事も無く、なんとなくクラスのマスコットキャラクターの様な感じで可愛がられていた。
何故か分からなかったが五年生になって少ししてから、たっくんは私をよくからかったり、物を隠したりしてきた。
席替えの時には「おまえのつくえにハナクソつけたから」と言って笑っていた。
「クツをかくしちゃった~」と、ニヤニヤと笑われた事もあった。
本当にどうしてそんな事をされるのか分からず担任の先生に相談した。
先生は放課後に私とたっくんを教室に呼んで、私とたっくん、先生との三人で話をする時間を作ってくれた。
先生はたっくんに「なんで高木にちょっかい出すんだ?」と聞いていたが、たっくんは答えなかった。
暫くたっくんに質問をしていた先生が突然
「高木の事好きなのか?」
と言ったのでびっくりした。
たっくんも驚いた様で首をぶんぶん振っていた。
その話し合い(?)の後から、たっくんは私にちょっかいを掛けてくるのを止めた。
それどころか(これも何故だかは覚えていないのだが)たっくんとは仲良くなっ
て、家に遊びに連れていってもらう様にもなった。
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