黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.138 2019/04/13 19:48
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
実はあおいがとんでも結構なお嬢様だとバラしてしまう、そんなしおり先輩に少し不機嫌なあおい。
「しおりお姉ちゃん、何も今その話をしなくても💢。うなちゃん、わたし普通の小中学生の生活したいから、今の話は忘れてね」
そんな話をしてる間に車は真鍋外科に到着する。
あおいの想い人である瞬の父親の勝兵おじちゃんは、急を要する患者がいないのもあって、レントゲン撮ったり触診したり自らうなを診る。
「ふーん、転んだ怪我ねえ。ふーん、これがねえ。ふーん・・・。あおいちゃんまたやったな!。おじいちゃんに言い付けちゃうぞ!」
「と言いたいとこだけど、うなちゃんだっけ?。骨は折れてないから、一週間くらい大人しくしてたら自然に治るよ。少し捻ったみたいだから念のため今日は固定しとくね。やり方教えてあげるから覚えたらママにバレないだろ?」
「転んだための捻挫と打撲と・・・ちゃんとカルテに残してと。一週間したらまた来るんだよ。足は武道や武術の命だからね。自分で勝手に治ったから病院来ない!なんて決めないこと。お転婆はほどほどにすること」
「それ約束できるかな?。できるなら、うなちゃんはあおいのお友達だし、二人はいい子だし可愛いさで今日と来週の治療代はおじちゃん、サービスしちゃうぞ」
「で、次はあおいだ。脱いで見せてごらん」
そう言う勝兵おじちゃん。あおいが我慢強くても、医者の目はごまかせない
「な、なんともないわよ!。筋肉痛なだけ。わたしおばあちゃんになったのかな?」
「本当か?」
「本当よ。わたしが嘘つきとでも?」
真鍋外科を出るあおい達。お茶に立ち寄った店で
「あっ!瞬お兄ちゃんに頼まれ事されてたんだった!。春子おばちゃん、紫蘭お姉ちゃん、しおりお姉ちゃん、悪いけどうなちゃんと雪穂ちゃん送ってあげてください。お願いします」
真鍋外科の駐車場を出る紫蘭ママ春子の車。紫蘭がしおりに言う。
「あおい、震歩劈掌また使って外れたみたいね。あおいは手加減してても信じられないスピードだから。劈掛拳の技術は便利だけど、デカイのがさらにアウトレンジしてきたら意味ないから、むしろ自分の間合いに誘い込む技術を云々」
紫蘭の話の途中、しおりは後席のうなに振り返り
「うなちゃん、あおいはああいう子なの。自分より人様が心配なおバカさんだからね、仲良くしてあげてね」
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