黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.139 2019/04/13 21:11
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
「あおいっ!いい加減に起きなさい!」
あおいを揺り起こしてるのは緑と紫蘭だ。
六年生になってから、おじいちゃんの道場の高齢者太極拳クラスに指導助手で、陽も昇らぬ早朝から付き合わされてる、そんなあおいは毎日が寝不足状態だから、あおいを起こすのは命がけなのだ。寝不足大悪魔の怒りに触れると何をされるか全くわからない。
何しろ信じられないスピードを持つあおいだから、目にも見えないかの速さで、気づいたときには殴られ蹴られで、パパもママもあおいを起こすのは嫌がるのだ。
そんな、黒百合女学院初等部の卒業式間近のとある日、待った先生がクラスを隣の石橋先生に頼み、朝から家庭訪問に来た。あおいは授業エスケープしてから数日、学校に来てないから。
「あおい~いい人が来てるわよ!」
そう最初は声をかけたものの
「うるさ・・・いわよ・・・わた・・・し・・・を起こ・・・す者は死・・・」
蹴りが緑の顔に
「この子、靴履いたまま寝てる!」
祖父の助手して帰ったあおいは、靴も脱がずに部屋まで歩いてベッドに入ったのだ。もうかれこれ1時間。何回殴られ蹴られたか。
これというのも、緑と紫蘭があおいのおじいちゃんの後継ぎを渋るから、あおいに後継者の白羽の矢が立ったのだ。内心あおいに申し訳ない思いの二人は優しく優しく起こそうとしてた。最初は。
でも、ついにキレた緑はいきなりバケツの水を。
不機嫌な極みの顔のあおいに緑も紫蘭も
「あんたがつまらないことにウジウジしてるから松田先生がいらしてるの!。さっさと顔洗って着替えなさい!」
いや、あおいは登校拒否や引きこもり状態ではない。
仲良しあおい組を、心にもない挑発してまで解散しようとしたあおい。
自分が黒百合女学院やめて他の共学の中学校に進路変更しようとしてることに気を使った、黒百合初等部の成績上位常連が、あおいと同じ中学校について行こうと。あおいは、それは間違ってると。
でも、うなちゃんとお友達になり、うなちゃんのために。また、後輩の雪穂が心配で。そしてエロ女の姉に想い人の瞬お兄ちゃんを与えるのは、やっぱり無理だと。そんな思いで黒百合中等部にやっぱり行こうと決めたものの
しかし、仲良しあおい組の皆に合わせる顔がないのだ。待った先生にも合わせる顔がないしで、渋々お着替えし顔を洗うも逃げ出したい心境で。
注目の話題
おとなチャンネル 板一覧