黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.148 2019/04/14 23:56
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
昼食時間から休憩兼掃除時間への移行を告げるチャイムが鳴る頃、支給制服のお直しをしていた石内先生が来て、うなと敦子に制服を渡す。
「二人とも残り少ない小学生生活、思いっきり楽しむのよ。それが4月からの黒百合中等部での中学生生活の準備なんだから。」
「頑張ります。ありがとうございました」
「制服のお直し、ありがとうございました!」
「チャイムだ!。今週はわたしたちが給食室掃除の当番だったよね!。急がなきゃ!。低学年をさっさと給食室から出さないと自由体育に間に合わなくなっちゃう!」
急げ急げ!と、茶話室の隣、購買室からつながる購買おばちゃんの休憩用プレハブを借りて、私服から制服にお着替え中のうなと敦子をあおいが急かす。
茶話室で食べた給食のトレーを持って校庭を早足で歩き、本館から初等部低学年校舎にある初等部給食室に急ぐあおい組の面々。黒百合初等部制服に着替え、可愛い小学生に戻ったうなと敦子もすでにあおい組メンバーだ。
給食室に飛びこんだあおい組。あおいは
「みんなはもう知ってるかもだけど、わたしのお友達で転校生の住吉うなちゃんと千堂敦子ちゃんよ。仲良くしてあげてね。初等部の掃除の仕方、柴田あゆちゃんはうなちゃんに、高月杏樹ちゃんは敦子ちゃんに教えてあげて。いいわね」
すでに六年生集会での、あおいとその従姉の高等部紫蘭先輩の怖い顔と、同じく高等部のしおり先輩の優しい笑顔に、児童会長兼副級長カネコそして児童副会長兼級長のあおいの演説に、本気度を感じていたクラスメート、否やを言う者はいない。
あおいは掃除当番になっていて、掃除を始めていた皆に二人を紹介する。そうして、自分は皆が嫌がるとわかっている、生ゴミの混ざることのあるゴミ箱内の分別に美佐と取り掛かる。
そうしながら、うなや敦子ちゃんを気遣い視線を時折ふたりに向けるあおい。うなちゃんも敦子ちゃんもお掃除頑張ってる。あゆちゃんも杏樹ちゃんもふたりに親切に教えてあげてる。
中等部一年生の皆がこうなら、うなちゃんは初等部に来るほど悩んだりしなかった。こんどは、わたしたちは仲良く頑張ろう!。初等部に来てくれたうなちゃんと一緒に中高等部行って大学部行って、みんなで卒業しよう!。
うなちゃんもそう思ってくれたのか、目が合ったとき、二度目の小学生姿が恥ずかしいのね、でも嬉しそうに笑ってくれた。
注目の話題
おとなチャンネル 板一覧