黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.163 2019/04/23 22:53
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
「わたしを騙してハメたわねっ!」
黒百合女学院近くのマクドナルドで少し不機嫌なあおい。
そんなあおいに謝るゆかりと美佐。
「だってぇ、真鍋のお兄ちゃんが黒百合の高等部の先生になるのを知ったの、初等部卒業式の日だもん。それに初等部の松田先生、あおちゃんのために黙っていてやれ!って」
みずきとちはるも
「あおいが真鍋さん諦めて剛くんを好きになっちゃったら、わたしら勝ち目ないじゃん!。結果的に騙して悪かったけど、再会サプライズのプレゼントじゃん」
「ったく!もう!。瞬お兄ちゃんと仲直り出来たからゆるすけど」
そんなあおいに対し、むくれているのは、中等部を休み過ぎて日数足らず、そんな彼女の内気を心配した学長と中等部校長、そして初等部校長の配慮で、一時的に初等部に編入されていたうなだ。
さっきから一言もしゃべらない。うなは心を許した人にはおしゃべりなのに。
「うなちゃん、どうしたの?。何かあった?」
うなにとって二度目の中等部入学式を控えている今だから、そう案ずるあおい。でもうなはツーンとしている。
「どうしたの?。言ってくれなきゃわからないよ?」
そんなあおいに何かの雰囲気に気づいたカネコが
「あおちゃん、うなちゃんってサナちゃんや雪ちゃんと同じ・・・」
あおいの耳元にそう囁こうと
それはさせない!。他人にカミングアウトされたら堪らない!と。
「あおちゃんっ!。わたしというイイ女がありながら、なんであんな男と💢」
「え?、えええーっ?」
うなの予想外のカミングアウトに唖然状態のあおい
黒百合女学院は幼稚部から大学まで女子校だから、いわゆる百合の女の子は卒業した初等部にも少なからず存在したが。あおいはうなと知り合って、まだ数週間だ。
「わたしというイイ女がありながら男と!」
と言われるほど百合な意味で親密には付き合ってないし、そもそも、もちろんあおいはノーマルだ。うなちゃんは確かに事情で中等部入学式までうちに下宿してるし、同じお部屋で寝たこともあるし、一緒にお風呂にも入ったけど
「それが女の言うセリフかよ!」
機転を利かせ、ふざけてるっぽくツッコミ入れる美佐にハッと我に返る。うなは慌てて
「も、もちろん冗談よ!。女同士の友情を忘れてデート優先なんてしないでよね。みんな仲良くしよーね!って意味のね!」
注目の話題
おとなチャンネル 板一覧