黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.180 2019/05/07 08:13
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
首謀者、山添真央と井上瑞樹を連れて来る、紫蘭の双子の赤井青蘭に倉橋しおり。くずおれる二人の前にしゃがむ紫蘭。
「山添、ほれ、安部学長作成の退学予定リスト。学長お気に入りのあおいを襲ったらもう駄目でしょ。黒百合山手校学生会総代のわたしもゆるさないから、もう居場所ないわよ」
「井上、あんたも二葉女子で無事では済まないわよ。高額寄附のわが赤井家に盾突いたんだからさ。おまけにあんたら、梅宮サナちゃんを結果的に巻き込んだよね?。二葉女子は梅宮家の地元で梅宮家の寄附も相当あるはずだもんね」
「青蘭、二葉女子のこいつ、あんたに任せるわ。あんた二葉女子だもん」
「えー!。紫蘭、わたしこんな有害ゴミ、関わりたくなーい!」
紫蘭と青蘭の双子同士の会話の中、偶然だが一部始終を見ていた中田真紀子高等部校長が
「山添真央さん鮎川ひかるさん桧山円さん以下、山添グループの子は校長室にいらっしゃい!。退学前にせめてもの哀れみできつーいお説教してあげます!。二葉女子の井上さんたちもね。赤井青蘭さんは紫蘭さんと遊んでてもいいわよ」
一方そんな中で人目を気にせず、あおいとサナは抱き合い再会を喜び合っている。
「サナちゃんゴメンね。入学説明会でも入学式でもサナちゃんを見つけられなくてゴメンね。外部入試、合格してたのね!。おめでとう!それと助太刀ありがとね!。やっぱりサナちゃん強い子ね、大好き!」
「ううん、あおいちゃん!、わたくしもあおいちゃんとすれ違ってしまってごめんね!。お願いっ!わたくしもあおい七人組に入らせてね。去年のクリスマスからわたくし、ずっと、ずっと、あおいちゃんに逢いたかったの!好きだったの!」
うなは二人のそれを複雑な思いで見ている。うなも、これまた百合の意味であおいちゃんloveだから。
「何さ、あおちゃんはわたしの想いには気づいてくれないのに💢」
いやいや、あおいは百合ではないからサナの
「あおいちゃんに逢いたかったの!好きだったの!」
は、お友達の意味で「逢いたかったの!好きだったの!」と思ってるし、数日前のうなの百合カミングアウトの言葉
「あおちゃん!わたしというイイ女がいながら、なんで男と付き合ってんの」
も、お友達の意味で「うなちゃんはイイ女」だよね!なのだが。
ーーー中等部編 入学式の時間 完ーーー
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