黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.198 2019/12/02 03:31
青木あかね ( 38 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
「わたしって彼女がいながら、料理部や家庭科で嬉しそうに他の女の子の料理をつまみ食いなんて、ゆるされるの?」
あおいは仲良いサナに怒りをぶちまける。
「公私混同はダメだ!って、わたしに言っておいて、中等部教師でも料理部顧問でもないのに、プライベートな自分の趣味で料理部や家庭科授業に混ざるのよ💢」
「彼女のわたしとデートしてるなら、お兄ちゃんの教師の立場は気遣いするけど、わたしとデートしないのに、他の女の子の料理なんて、浮気みたいなもので、公私混同より酷いじゃんっ!💢」
「しかも中高等部の女の子に囲まれ嬉しそうにするんなら、わたしが学校公認彼女でいいじゃんっ!。何さ!わたしが年下だからって、キレイな建前述べるくせにさ💢」
「空手部の部活でお兄ちゃんなんか、デコボコの刑にしてやるぅっ!。このあおい様を怒らせたらどうなるか・・・お兄ちゃん空手部顧問だもんね。逃げられない💢」
賢いサナは、気まぐれ短気なるあおいの怒りが過ぎ去るのを、じっと待つ。聞き役に徹して。男女の恋に興味ナシな百合なサナだが、それでも時折、あおいへの共感の相づちを、何度も何度も打ちながら・・・。
数十分が過ぎる・・・そしてサナは口を開く
「あおちゃん、それ真鍋先生が黒百合の先生でなくて、前の仕事の塾の先生を続けてても、同じじゃないかしら?。遠距離恋愛だったのよね?。あおちゃんの見えない場所で、真鍋先生、何をしていたのかしら?。男の子は移り気の浮気性よ」
あおいの大好きな真鍋先生を、わざと悪く言うサナ。
「サナぁっ💢。わたしの彼氏を悪く言うなぁっ!。アンタ、わたしに喧嘩売ってんのかよ💢」
さっきまで、サナに抱き着いて泣いたりしてたのに、豹変するあおい。剣道空手、かなりの腕前のサナにすら見えないスピードで、あおいの手がサナの胸ぐらを掴む。
「ほらね、あおちゃんわかってるじゃないの。あおちゃんはちゃんと真鍋先生を信用してるじゃないの。真鍋先生が好きなのよね?。なら信じてあげなきゃ」
「歳の差トカナントカこだわってるのは、真鍋先生じゃなく、あおちゃんに見えるの。歳の差なんか何さ!。猪突猛進のあおい様ハリケーンで吹き飛ばしちゃえ」
「わたくしの恋なんて、歳の差どころじゃない、高い高い、たくさんのたくさんの、ハードル越えなきゃ!なの」
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