黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.33 2018/07/28 03:32
あかいあおい ( 36 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
「ひどぉい!。わたし、わたし、先生か好きなのに。先生を信じてたのに!。」
と泣き出すゆかり。何があったのか?。それは・・・
初等部であおいたちが起こした、隠れ鬼ごっこ集団エスケープ騒ぎから三日目の木曜日、あおいたちは元気に登校していた。チャイムが鳴り、朝の会が始まる。待った先生こと松田先生が
「それでは、点呼代わりに宿題の読書感想文を出席番号順に出して下さい。まず一番の赤井あおい」
呼ばれたあおいは教壇まで行くと
「先生、わたし、お転婆しないで大人しく寝て、謹慎中に風邪を治しなさいって学長に言われたので、良い子で寝ていたわたし、宿題、やってませ~ん!」
「でもね、あの時のぉ待った先生のぉ、わたしへのぉ熱~い想いが嬉しかったからぁ、庇ってくれたお礼にぃ、はいっ!プレゼントあげちゃう!」
と、一枚の紙を差し出す。松田先生が手紙か?と思って見ると、なんとそれは、ご丁寧にも松田先生とあおいの名前が書かれ、しかも二人のハンコまで押された婚姻届。
「なんだこれは!」
思わず叫んでしまう松田先生。すると、ゆかりが立ち上がり叫ぶ。
「あおちゃんズルイっ!。」
「五人みんなで渡す約束でしょ!」
「松田先生、わたしも婚姻届、書いて来ました!」
そう言いながら教壇に押しかけるゆかりたち。わけがわからないし、小学生を口説いたなんて全く身に覚えのない、ロリコンではない松田先生
「まっ!待て!。なんでこうなる?」
普段はおとなしいゆかりのはずだが
「先生、好きって言ってくれたじゃない!。優しいからわたしたちが好きだ!って言ってくれたじゃない!」
これを聞いた、クラスの六年生の女の子たちが「え~!」と叫ぶ。中には口笛をヒューヒュー鳴らして冷やかしてるのまでいる。
「い、いや、それは教育上の一般論!。お前たちには優しい良いところがあるから、このまま優しい女の人になってくれ!の意味だ!」
と必死な松田先生
「先生、大人なら自分の言葉に責任持つべきだと思いま~す。でも今すぐ結婚してね!ってわけじゃないから安心してね。」
と、あおい。ゆかりまで
「もう少し大人になって、俺に改めて好きと言ってくれ!。って先生はわたしに言ってくれたばかりなのに!」
「わたし、わたし、先生を信じてたのに!。ひどぉい!結婚詐欺だぁ!」
と泣き出すゆかり
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