黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.60 2018/09/22 20:25
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
孫娘、緑のあまりの男勝りなお転婆ぶりに手を焼き、緑を真鍋に押し付けくっつけ結ばせようとする、あおいの祖父の晋太郎。その長~い口説き文句に耐え切れず、ついつい
「確かに僕は緑さんは好きです。竹を割ったようにハキハキしてハッキリしていて清々しいですから。でも、実は僕は女の子らしいおとなしい、妹のあおいさんのほうが好きなんです。」
と言ってしまった真鍋。
まさか、まだ小学一年生の孫のあおいと自分を晋太郎がくっつけるはずがない!と読んでの、婚約までの時間稼ぎの口実なのだが。
確かに真鍋は緑を愛し恋している。優柔不断なる真鍋にとって、竹を割ったようにはっきりした緑の性格は心地好いからだ。でも大学に進学して、世間一般の考える大学生生活を満喫したい真鍋は緑とは結婚したいが、それは自分と緑が大卒してからの話なのだ。
まあ、心の底では緑の性格にほんの少し、あおいの女の子らしさお嬢さまらしさがプラスされたら言うことナシなのだが、それを言えば緑に殴られかねないのて内緒である。
ともあれ
真鍋の「普通に大学生生活したい」の言葉に腕組みしている晋太郎。
「確かに立派な社会人になるためには大学での勉強も大学生生活の青春も大切だよなあ。」
「でも瞬くん、もう少し緑と仲良くなって、女の子らしくおとなしくせい!と、これは君からも言ってやってくれ。頼むよ。」
そうこうしているうちに、部活から帰宅した緑が黒百合女学院高等部の清楚な制服からTシャツとショートパンツに着替えて来て
「それでは緑さんの勉強を見ますので」
と、緑の勉強を見るべく二人で緑の部屋に行ってしまった。
注目の話題
おとなチャンネル 板一覧