黒百合女学院中等部 恋の時間割
No.83 2018/12/28 23:15
あかいあおい ( 37 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
サナとあおいの姉の緑にあおいの親友のカネコ、三人はもう打ち解けていて、黒百合の山手校の初等部への道すがら
「ねえ、緑お姉さんとカネコちゃん、わたくし、女の子なのに女の子のあおいが好きになっちゃったの、恥ずかしいからあおいちゃんにはまだ内緒にしてくださいね。」
「まだ中等部を受験合格したわけでもないし、まだあおいちゃんにそう言う勇気ないんですもの。」
と言うのはサナ。
「ん?。女子校だと女の子が好きな百合はよくあるのよ。恥ずかしがらなくても、みんなそんなに気にしないわよ。」
これは緑。サナはまだあおいの姉が同人エロ雑誌の作者とは知らないのだ。緑もそれはあおいに殺されかねないので言えない。あおいと冷戦の真っ最中なのだから。
そしてサナは
「カネコちゃん、あそこはあおいちゃんとの遊び場でしょ?。」
「あおいちゃんは?」
「あおちゃんはね、怖い怖い中等部の黒木先生にね、日ごろの仕返しだぁ!ってね、わさびジュース飲ませちゃったの。」
「初等部はクリスマスには先生にイタズラしても叱られない伝統なんだけど、中等部の先生にしちゃったから叱られてたよ。」
「たぶん、反省文を書かされてるかと。」
そこに緑が
「サナちゃんには悪いけど、あおいはね、わたしの婚約者の真鍋瞬さんに片想いしちゃってるの。」
「それで今日ね、瞬くんとわたしがデートするのを知って、やけ食いに走ってね。」
「食べ過ぎたぁ!なんて保健室で唸ってたわ。」
「可哀相に幼稚部の子たち、ご馳走をあおいにさらわれた子が出たの。」
「ケーキ1ホールでしょ、握り寿司三人前でしょ。チキン二人前でしょ。食い気に走り出したあおいはわたしが見ても怖いわよ。目が血走ってるもんね。」
これを聞いたサナ
「あおいちゃんは、ますますわたくしの理想のお婿さんです。」
「違うのよ、サナちゃん。あおいはあれでも女の子なんだから」
そう言う緑に
「もちろんわかってますぅ。でもそこが好きになっちゃったんです」
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