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黒百合女学院 恋の時間(小愛的故事) 確定清書版

No.18 2019/12/13 23:56
青木あかね ( 38 ♀ sq6JBe )
あ+あ-

≫17

🎵真っ赤なお鼻のトナカイさんは
 いつもみんなの笑い者
 でもその年のクリスマスの日
 サンタのおじさんは言いました 
 暗い夜道はピカピカの
 お前の鼻が役に立つのさ
 いつも泣いてたトナカイさんは
 今宵こそはと張り切りました🎵



クリスマスソングを歌いながら歩く二人の姉妹。楽しそうに仲良さそうに幸せそうに。すれ違う通行人たちは、そんな二人に思わず笑みで顔を綻ばせる。

そんな二人は、黒百合女学院山手校での、幼稚部と初等部の合同のクリスマス会に出ていた、幼稚部の年長さんのあおいと、そのあおいを迎えに行った、高等部の姉の藍子である。

高等部の合唱部の部長の藍子は、透き通る声で歌はお上手だ。黒百合女学院の隣の教会の聖歌隊で、この年、藍子がソロで讃美を歌った回数は、プロ歌手の教会音楽師を上回るほど。

もっとも、その教会音楽師は聖歌隊指揮者でもあるから、次世代を育てるために、あえて頻繁にはソロで歌わないだけなのだが。

音楽の知識は、まだないあおい。でも、藍子お姉ちゃんの歌声にぴったり合わせている。実は六年後のあおいは、クリスマスに子ども聖歌隊でソロで歌うことになるのだが、それはさておき。



クリスマス会からの自宅までの帰り道。すでに、自宅脇の路地への最後の小さな交差点が見える、大きな交差点。

当然の事のように、誰にも見られてなくても、褒められなくても、ちゃんとルールを守り、信号待ちをする二人。

そこに、その小さな交差点脇の小さなお店から出て来たのであろう、ビジネスマンらしきおじさんが、急いでいるのだろうか、僅かな時間を惜しみ、赤信号を無視して横断歩道を渡る。



それを見てしまい、ついつい叫ぶかのように、幼稚園児あるあるな発言を大声でする、あおい。

「あーっ。ルール守らなきゃいけないのに、あのおじちゃん、信号無視したぁ!。いけない駄目な悪いおじちゃんだ!」

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