さらよんのナイトモノローグ１

起きる前にさらよんは今までのことを想起し、ぼんやり寝床で考えた。（といってもあんまし考えて無いけど）

事件を起こすのも人間なら、糾（ただ）すのも人間。

種（たね）が環境によって、如何様（いかよう）にでも育つのだと思った。

僕も、ある環境なら罪人になっていただろうし、違う環境なら聖人になっていたかもしれない。人を殺（あや）めるような人になったかもしれないし、スーパーボランティアに近い真人間に育ったかもしれない。
[きっとどちらも極めるのがしんどそうだから．．．]現状は幸いどちらでもない、単に境遇が不幸な人でいるけれど。

「だって人間なんだもの。」と人は言う。そうかもしれない。

大人は、成人（性人）でもあるし、分別があることにもなっている。人は、良い面と悪い面が混在一体であり、不可分なものではない。その両方の性質を持っている。体脂肪計で悪い部分何％、良い部分何％と測れたら面白いが。
僕にはあまり宗教観が無いが、人は神の形をして生まれて来たと、ある宗教で言うそうだ。人は全てを包含するのか。そして、他者の悪い面も良い面も僕の中にあるのか。

おとなちゃんねるもミクルも根っこは人についてで、同じだ。性も戦争犯罪も同じだ。味噌も糞も一緒だ。（段々とここまで行くといい過ぎ）

梵我一如（ぼんがいちにょ）。そういえばお盆も近いですね。