セフレ誕生

朝早く電話が鳴った。セフレからだ。
『今日はお休みだって言ってたから、てっきりこっちに戻るのかと思ってたの』

後でよく見たら、彼女が帰宅したと思しき夜中にも着信があった。彼女には昨晩『飲みに行って帰る』と告げたが、彼女には飲みに行ってくる、と聞こえたらしく、今日が休みだと言っていたこともあり、彼女は俺が泊まっていくと思い込んでいたようだ。そういえば去年の暮れにもこの流れで泊まっていったことがあった。

『ごめん、紛らわしい言い方した。』
『ううん、いいの。でも、帰ったらまたおまんこいっぱいしてもらえるって張り切っちゃってたから、何か悶々としちゃって……、ねえ、今からおまんこしに来ない？』
彼女はやたらとおまんこちんこと口にする。こんな女、初めて見た。まあ、俺としてはその卑猥さは嬉しい限りだが。

彼女の自宅マンションへは俺のアパートからは電車を乗り継ぐと1時間ほどかかるが車なら20分ほどだ。

『なら、タクシー拾っていくよ！10:00には着くと思う。』
『え～嬉しい！じゃあ、着いたらすぐできるようにおまんこぬらしてスタンバってるから！』
『わかった(笑)』
彼女の部屋の合鍵を入手して以来、アポを取って部屋に行くのは初めてだ。何か新鮮な気分だな……。

電話を切った後サッとシャワーを浴びて、下ろしやすいズボンを選んだ。着いたらドアを開けてもらって、その場で押し倒して玄関で一回戦目を繰り広げようとイメージしている。まずは立ちバックだ。

では。