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子供の頃の話
No.202 2019/02/15 21:52
匿名さん ( 42 ♀ )
あ+あ-
★
加藤さんは窓の外に顔を向けてはいたが何も見ていなかった。
私はそれに気付くまでは、加藤さんはグラウンドで動く人でも見ているのだろうと思っていた。
が、それは違った。
何故なら窓の外には手すり付きのベランダがあるのだが、丁度彼女の席横は鉄の格子手すり部分ではなく、コンクリートの手すり壁だったからだ。
ただただ、加藤さんは灰色のコンクリートの壁を見ているだけだった。
(これは……色々キョウリョクしてもらわないとダメかな……)
「かとーさん、ごめんねジャマしちゃって。むこー行くね」
イスから立ち上がってそう言ったが、加藤さんは返事はしてくれなかった。
1年生の固まって座っている場所は部室のベランダ側、真ん中だった。
普通の教室より広く作られている図書室は窓も大きく、私達1年生のいる所は陽当たりがとても良い。
日によってはまだ春だと言うのに暑く感じる程だ。
因みに「図書室」と言っても極端に本は少なく、教室の後ろの小さな書架に図鑑が何冊か置かれているだけだった。
一応「本の保護の為」なのか、「図書室」のカーテンは分厚い。
はじに寄せられているカーテンのおかげでか、「部室」の両端は陽当たりもなく涼しかった。
1年生が固まっている場所に戻って考える。
(まずは場所からだな)
春休みが終わるまで、残り3日。
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