先輩に調教されてます
職場の先輩に調教されてます。
彼は私よりも10歳年上で、お偉いさんのご長男。有名進学校を出て有名大学を卒業。
高校大学スポーツで国体出場して成績を残してる。
頭はキレるし喋りも達者。
キリッとした顔立ちにガッチリした身体。
憧れるなんてとんでもない。
私なんか相手にされないのわかってる。
側にも寄れない。
なのに、ある日いきなり食事に誘われた。
ろくに話したこともないのに。
…何で私を誘ってくれたんだろう?それとも、誰でも簡単に誘うの?
びっくりしすぎて「はい」って返事するのが精一杯だった。
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日中、もう何も考えたくなくてだらだらして、それから幼なじみに連絡をしてランチに行って、いろいろしゃべっていろいろ聞いて、いっぱい笑って、ストレスを発散させた。
夕方に解散して、家に戻ったら、また急に苦しくなってきた。
ケータイを見るとKさんからラインが来てた。
「少しドライブいかない?」
…行く。
…冷静でいられるようにしなきゃ。
「お疲れー!」
…当たり前だけど、Kさんは車を走らせながら、いつもの笑顔で、昨日飲み会で楽しかった話をしてきた。
話しながら、ずっとKさんは私の手を握ってた。
「…Nは友達と遊んだの?」
「…飲みにいきました!Cちゃんてコなんですけど」
…敢えて、フルネームで言った。
…Kさんの顔を見た。
…笑顔が消えた。
「…Cちゃんから、昔通ってた塾の先生とのアバンチュールを聞きました!
…塾の先生って堅そうなイメージあるけど、すごいチャラい人で、ホテル入って即手出してきたって。
その先生、彼女がいるのに、いろんな女に手出してて、人妻とまで遊んでた人みたいで。
Cちゃんも、いきなり玩具買いにいかされるわ、SMまがいのこともされるわ、変態だわで驚いたって」
「…」
Kさんは何も言わない。
「でも、変態のわりに、すっごくちっちゃくて入ってるかわかんなかったって…」
…彼女の話を断片的に繋げて話した。
全部話したら、私が辛くなりそうだったから。
…もう、Cに悪いとか、Kさんがどう思うとか、そんなこと考えられなかった。
話してる途中、Kさんの手が私から離れた。
Kさんは車を駐車場に停めた。
「…その女、頭くるくるぱーだな」
Kさんは溜め息混じりに呟いた。
精いっぱいの強がりだったのかもしれない。
でも、それは認めたってこと。
「…でも、可愛いですよ」
「…そっか」
いつも私の顔を見て笑うKさん。Cの名前を出してから、一度もこちらを見ない。
「…こんなエッチな話したのに、Kさんエッチな気分にならないんですか?」
「…今日はならないな」
Kさんは遠くを見つめたままだった。
Kさんは、今まで見たことがない表情をしてた。
…無表情にも見えるけど、悲しそうにも、苦しそうにも見える。
…私と出会う前のこと。
私にどうこう言われる筋合いは無いよね。
…だけど、少しでも後悔したら良い。
…あんまり好きなことやってたら、こんなことだってある。
しばらく、会話が無いまま、車から空を見てた。
「少しドライブするか」
Kさんが言った。
「…うん」
雨が降ってきた。
街のネオンが滲んで、キレイだった。
「…キレイだな」
「そうだね」
「N…」
「何ですか?」
「…ずっと俺のそばにいてくれる?」
「…ずっと?」
「…ずっと。いなくなったり…しないで」
「…いなくなりませんよ」
「…良かった」
…誤魔化された?
…違うよね?
…違うと思いたい。
…Kさんも、私を失うのが怖い?
…理由はどうあれ。
その日はゆっくりドライブして終わった。
私は結局Kさんの優しい言葉でうまく操られているんだろうか。
そんなたくさん同時進行してたなら、今だって他にいるんじゃないだろうか。
…でも、私に割いてくれてる時間はきっと少なくない。
…こうやって期待させるんだ。
…最初の頃、Kさんとどうなってもすぐに戻れると思ってた。
手の届かない、素敵な人。
少し冒険するくらいなら…いつでも戻れる…そう思わせることが、Kさんの技なのかもしれない。
Kさんじゃなかったらそんなことすら思わなかった。
家に帰ってシャワーを浴びてケータイを見たら、Kさんから一言
「ありがとう」
ってラインが入ってた。
…騙されてくれてありがとう!ってこと?
…それはひねくれすぎかな。
…許してくれてありがとう…?
…あまり追及しないでくれてありがとう?
…まぁ、いいや。
…後で傷つくのが怖いから、余計なことは考えない。
…「ずっと」なんて口約束でしかない。
…期待をすることすら怖い
…それから、Kさんから頻繁に写真が送られてくるようになった。
友達と撮ったもの
ペット
景色
新しいスーツ姿
スポーツしてるとこ
…もしかしたら、女といないよってアピールだったのかもしれない。
…だけど、私は素直に写真を楽しんだ。
「…どっちからなんだろ」
「…Nさんからに決まってるでしょ」
「…やっぱり玉の輿狙い?」
「…大人しそうにしてて案外野心家ー!」
「…あーゆー大人しいタイプに限って、そーゆーとこだけ抜け目なかったりするのよね」
「…えーNさん自分からいくタイプかなー(笑)Kさんがちょっと遊んでるだけじゃない?」
「…遊ぶにしても…Nさん選ぶ?」
「…胸目当てでしょ?(笑)」
「…やっぱりそう思う?(笑)」
「ただ生でどんなモンか見てみたかっただけだよ。すぐにKさんも飽きるって」
「Nさん遊ばれてるだけね」
…とある昼休み、歯磨きを終えて戻ろうとしたら扉の向こうからひどい会話が聞こえてきた。
…入りづらい…
…私のいないとこで話してよ。
いーや!他の人が入ってからにしよ
「…どうした?」
入り口で踵を返したら、Kさんがいた。
「…いえ」
Kさんがさっさと入っていったから、少し時間を置いて私も入った。
…嫌な空気。
ケータイが光る。
「…何だこの空気(笑)」
Kさんからだった。
…何だか、だんだん居心地が悪くなってくる。
…やっぱり、他の人から見ても遊ばれてるって思うんだな。
…思うよね。
そのくらい、私とKさんじゃ釣り合わない。
誰が見ても明確なんだ。
「…Kさんって何フェチですか?」
帰りのドライブ中、何気なくそんな質問をした。
「…俺、お尻でかくて太もも太いのが好きなんだよなー」
「…え?」
「…え?って何だよ」
「…Zさんみたいな?」
「…Zさんは太すぎ。そーゆーんじゃなく。…なんてゆーのかな」
…つい、さっき私の噂を率先して言ってたZさんの名前が出てしまった。
…こーゆーとき私も嫌な奴なんだと思う。
「…私のお尻と太ももは論外ですね」
…Kさんに前に
「細くてキレイな脚だね」
「小振りでツンとしたお尻だね」
って言われたことがある。
…その時はてっきり誉められてるんだと思ってたけど…違ったみたいで今更恥ずかしかった。
「…俺とエッチなことたくさんしてたら、すぐにお尻も太ももも太くなるって」
Kさんは、私の太ももに手を置いた。
「…この隙間もけっこー好き」
Kさんはそのまま脚の付け根まで指先を這わせた。
「…Kさん…」
「…なーに?」
Kさんは下着の中に指先を滑り込ませた。
…こうなると、私はもうダメになってしまう。
「…N、勝手にイっちゃダメだよ」
Kさんはそう言いながらも、思い切り責めてくる。
耐えきれなくて、Kさんの腕にしがみついた。
「そんな顔してたら周りから変な目で見られるよ。身体起こして」
「…無理」
「無理じゃないでしょ」
…久しぶりにKさんにこんなことをされた気がする。Cとのことを話した後、Kさんの態度はすっかり変わってたから。
「…痛っ」
突然、そこに痛みが走った。
「…ごめん。二本はキツいんだったな」
「…誰かと間違えた?」
…今のはまずい。
言っちゃいけない言葉だ。
…思っても言わないようにしてきたのに…
「…間違えてないよ。ごめんな、痛くして」
Kさんは私から手を離した。
「…俺、どうしたらいい?」
しばらく車を走らせてKさんの別荘に着いた。
Kさんは自分のシートベルトと私のシートベルトを外した。
「…どうしたらいいって…よく意味がわかりません」
「…何か、俺にしてほしいこととか…ない?」
「…ないですよ」
「…N…」
…責めてるんじゃない。
…私だってどうしていいかわからない。
…最初に、初めての遊びって…ちゃんと割り切るって決めたのに
Kさんがいる毎日は幸せで
ときめいて…
楽しくて…
ちょっとはCとも対等にオトナの会話ができるかもなんて思ってたのに…
あんな話聞いたらこんなザマ。
弱い…私。
Cが憎いんじゃない。
Cにとっても、Kさんにとってもお互い数いる相手の一人
Kさん…
私Kさんの元カノ話とか遊んできた話、どこかで、ただの見栄っ張りの嘘かもしれないと思おうとしてた。
嘘なら良かったのに…
相手が見えたら、急に苦しくなった。
私じゃない人を、その手で抱いたんだって。
私にしてくれたみたいに、Kさんは他の人の身体をじっくり舐めたんだ。
…私にしたより、もっともっと丁寧だったのかもしれない。
私とは楽しめないような、ハードなプレイをして、もっともっと楽しんだのかもしれない。
…私より良い女を数えきれないくらい抱いてきたんだ。
私は何番目なんだろう。
忘れられない身体の人もいるんだろう。
思春期の頃、私の肌の疾患にキツい言葉を投げられた日のことを思い出した
…Kさんだって言わないだけで本音は一緒だ
…Kさんの携帯が鳴った。
画面には女性の名前が出てた。
「…出ないんですか」
「…Nといるのに出ないよ」
「…出られない相手なんですか?」
…携帯はしばらく鳴って、やんだ。
Kさんは携帯の画面を裏返して置いた。
「…なんでそういう言い方するんだよ?」
「帰ります」
「…帰りますって…」
「…送って下さい」
「…N」
「…はやく」
涙を堪えるのは限界だった。
早く一人になりたかった。
Kさんは仕方なさそうに私の家の方向に車を走らせた。
「なぁ、本当に帰る?」
「…帰ります」
「…少し話さない?」
「…疲れました」
途中、帰りたいなんて言ったのは初めてだ。
いつもKさんが帰ろうって言ったら帰ってた。
「…N」
「…何ですか?」
「…何か、いつもと違うよ」
…当たり前だ。
…仕事のTELならいつも出る。
…友達からのTELだって出てた。
…出ないだけじゃなく、携帯の画面反対に向けたり…何か後ろめたい相手なんじゃないの?
「ありがとうございました」
家の近くの信号で降りた。
…ちょうど赤信号だったから。
「…ちょっと、家の前まで送るって」
「今日はいいです」
…早く、一人になってゆっくり考えたかった。
いつも、Kさんが見えなくなるまで手を振ってたけど、今日は無理。
少し歩いて風にあたりたい。
横断歩道を駆け足で渡ったら、私の顔スレスレのところをワゴン車が横切った。
…なに?
びっくりしたけど、構わず渡った。
「…何やってるんだよ?」
後ろから腕を掴まれた。
…Kさんだった。
Kさんは私の腕を引っ張る。
「離して下さい」
「…」
Kさんは何も言わず、私を車まで戻した。
「…信号見てた?」
…見てない。
「…クラクション聞こえたよね?」
…聞こえてない。
「…あの車ギリギリで避けてったけど、直進だからスピードも出てたし、ブレーキ遅れてたら…」
「…私のことはほっといてください」
…そんなこと考える余裕は私には無かった。
「…乗って」
「帰りますって」
「あー…もう」
Kさんは助手席のドアをあけて、私の身体をすくい上げて乗せた。
自分も乗って素早く車を発進させた。
「…慣れてますね」
「…は?」
「…女の扱い、上手いなって」
「…N…今、自分が車に轢かれかけたのわかってんのか?」
「…よくわかりません」
Kさんはしばらく車を走らせて、それからゆっくり口を開いた。
「…さっきの電話、昔バイトしてた塾の生徒だった子でさ、すげー長電話してくるんだよ。だから、面倒だなって思って…」
「…長電話してくるのは、Kさんが聞いてくれるからでしょう」
「…滅多にこないけど」
「…それに、そんな昔の何でもない生徒が、何年も会ってない塾の先生に連絡してきますか?」
「…付き合ってって言われて、高校卒業したときに覚えてたらなって冗談で言ったら、高校卒業したときに本当に連絡来て…、食事でも行くかってなって…食事して、ドライブ行って…」
「…何も無かったわけじゃないですよね?」
「何も無いよ。…泊まろうって誘われたけど、断った。」
「…そんな誘ってきた子といまだに連絡とってるんだ。何も無いのに?変なの」
「…本当だって。だいたい18なんて何も考えてなさそうで怖いし…手なんか出さないよ」
「…20歳こえてから手出したの?」
「…出してないって」
「…ふーん」
「Nが嫌ならもう連絡とらないよ。連絡先も消すから」
「別にいいですよ。好きにして下さい。私には関係ないことですから」
「…関係ないって思うなら、どうしてそんなふうになるの?」
「…」
「…いつものニコニコしてるNがいい…」
「…それなら、いつもニコニコしてるコと一緒にいたらいいんじゃないですか?」
「…なんでそうなるんだよ」
「…」
「…俺、四月にNのこと初めて見て、それからは一切他の女と会ってない。
…忙しかったのもあるけど…
…調べてもいいし、携帯だって見ていい」
…携帯見ていいって…オトナのお友達に何言ってんだか。
…やっぱり頭いいこの人。
…私が見れないのわかってる…
Kさんは私に携帯を差し出してきた。
…前に、元カノに勝手に携帯見られて頭にきて別れたって話をしてた。
…私も今、見たら、その元カノと同じことを言われるんだろうか。
私はKさんの携帯を受け取った。
…待ち受け画面にちょっと引っ掛かったけど、無視して画面に指をあてた。
…五分くらいも見ていただろうか。
しばらくして、Kさんに携帯を渡した。
「…全部見ちゃいました」
私はKさんの目を見た。
…何を言われるか…もう、どうでもいいとすら思えた。
「…何を見たの?」
「…メールとラインとTELの履歴」
「…何か言いたいことはある?」
「…何か言ってほしいですか」
…Kさんは、なぜか微笑んでいるように見えた。
「じゃあ、何か…聞きたいことはない?」
「…Kさんこそ何か言いたいことあるなら言って下さい」
「…本当にメールもラインも…全部見たの?」
「見ました」
「…感想は?」
「…やっぱりな…って感じです」
…Kさんの反応を待った。
…言いたいことがあるなら言えばいい。
…もう嫌われることすら怖くない気がしてた。
「やっぱりってどういうこと?」
「自分の胸に聞いてみて下さい」
「…本当に、見たんだ?」
「…はい。私のラインも消されてなくて安心しました」
「…消さないよ」
…Kさんは携帯を置いて、小さく笑った。
「…じゃあ、俺が言いたいこと言ってもいい?」
…急に少し怖くなった。
…だけど、戻れない。
「…どうぞ」
私は俯いた。
「…ロック外さないで、どうやってメールと発着歴とラインを見たの?」
「…?」
「…携帯渡してから、いつまで経ってもパスコード聞いてこないなって思ってたら、入力しないでメールもラインも見れたみたいで…」
…はめられた。
…普通ロック外してから渡してくるでしょ…
…それとも最初から見せるつもり無かった?
「…どうやったの?」
「…魔法使ったんです」
「…20点」
Kさんは笑ってる。
…私は言葉が出てこない。
「…Nは見ないんだろうなって思ってたけどね」
…ほら。
…結局はわかってた。
「…じゃーパス教えて下さい」
「××××」
Kさんは再び私に携帯を渡してきた。
「…いいよ。本当に」
ロックは本当に解除できた。
私はメールとかラインは無視してネットを開いた。
「…無料…風俗…?」
「…ちょっと待って何見てるの」
Kさんは私から携帯を取り上げた。
「ネット開いたらエッチなのが出てきました」
「…なんでそっち見るの?」
「見ていいって言ったのKさん。」
「…メールとかラインとかじゃないの?」
「…メールもラインも消したら残りませんもんね。」
「…何でそんなことばっか言うんだよ」
「…Kさん風俗いくんですか?」
「行かないよ」
「じゃあ今の何ですか?」
「…エロ画像見てただけだよ」
「…ふーん」
「…信じてよ」
「…もうしない、もう見ない、そう言ってれば今までの女性はみんな信じてくれました?」
「…」
「…信じたふりしてただけですよ。一度疑ったらもう元には戻れません」
「…」
「ルックスいい人は得ですね。次から次に寄ってくる人はたくさんいますもんね」
「…」
「そうやってその場しのぎで今までやってきてきたんですね」
…自分でもよくわからなくなってきた。
…私にこんなこと言われる筋合い無いよね。
…もう…終わりかな。
私はKさんに目をやった。
「…俺、ルックスいい?」
「…はい?」
「いま、そう言ったよね?」
「…」
「…Nが俺のことかっこいいって思ってくれてるなんて嬉しいなー」
「…」
Kさんはニヤニヤ笑いだした。
「…さ、何か食いいこ!腹へった」
「…ちょっと、都合いいとこだけ拾わないで下さい」
「…はいはい、後でゆっくり聞くよ。感情的になってると思ってない言葉もどんどん出てくるから、ケンカの元だよ」
「…思ってなくないです」
「…わかったって。後でゆっくり聞くから」
…上手く誤魔化された。
連れてこられたのは、Kさんの家の近くの中華料理屋さん。
「…ここの餃子めちゃくちゃ美味いんだよー」
「明日仕事…」
「にんにくもそこまで効いてないから平気!お酒も飲んでいいよ」
「…いいです」
Kさんは餃子二皿とオススメを何品か頼んだ。
餃子はイメージと違うふわふわの水餃子のような焼き餃子だった。
「なんだコレ?」
「変わった形でしょ!食べてみて」
「…美味しい」
「…ね!好きなんだー」
Kさんは、にっこり笑った。
…この笑顔に、ヤられるんだろうな。普段は冷たい表情なのに、笑顔は無邪気な子供みたいで、なんでもしてあげたくなる。
「…ここ、親父が好きでさ、小さい頃からよく来るんだ」
「…そうなんですか」
「…Nさ、前にも何回か言ってるけど、職場以外では敬語やめてよ。Kさんてのも。やっぱりそーゆーとこに壁を感じるんだよ」
「…壁作ってますもん」
「…なんでだよ」
「…何ででしょうね」
「…俺、Kさんって呼ばれてももう返事しない」
「…え?」
「…可愛く呼んで(はぁと)」
「…じゃあKくんかな…」
「俺の名前にくんは合わないなー」
「…ワガママ」
「…Kちゃんがいいかも」
「Kくんにします」
「…別に…いいけど」
…呼び方、何でそんなこだわるんだろ?
「そのキレイな元カノさんには何て呼ばれてたんですか?」
「Kちゃん」
…そーゆーことかよ。
「…そう。絶対呼ばない」
あーだこーだ話して、私は結局Kさんのペースに持ってかれてた。
車に戻って休むと、Kさんは私の太ももに手を伸ばしてきた。
「…さっきの続きしてほしくない?」
「…でたエッチ」
「…誰かさんが変なこと言うから」
「誰かと間違ったくせに」
「違うって。週末のたびにあれだけしてるんだから、そろそろ二本入るかなーと思ったんだよ」
「…怪しい」
「普通、最初痛くても、あれだけしてたらもうすんなり入っていいはずだよ?」
「…どこの普通ですか?元カノさんたちですか?」
「可愛くないなー」
「Kくんが下手なんじゃないかなー」
「…その下手くそなヤツの下でアンアン言ってるのは誰ですか」
「…演技演技。そんなこともわかんないんだ」
「…演技ね、わかった(笑)」
- << 393 主さん おはようございます 33000ヒット超え おめでとう🎉 K氏がこれから どうでてくるの 楽しみです 主さんの 可愛いところも 凄くいいです これからも楽しみです ファン以上になりたい E太
「Nは演技が上手だねー。すっかり騙されちゃった」
「…おあいにく様」
Kさんは車を走らせた。
「…じゃあ玩具使っていい?」
「…玩具?」
…そういえば、前にそんな話したな…
…Cにしたようにするんだろうか?私にも…
「…明日、一緒に見に行こうよ。それで、Nが嫌じゃないのにしよ」
「…痛そう」
「…痛くないのにするよ。ちょっと気持ちいいとこにあてるだけのやつ」
「…感電したり」
「…しないって(笑)」
「…裂けたり」
「中には入れないよ。衛生的に怖いし、俺の専用だから」
「よく言う。今まで入れたりするの使ってたんでしょ」
…この前の言い方だと確実に。
「…何でそういうことばっかり聞くんだよ?」
「…」
…すべてが不安で仕方ない。
…私はKさんにどう思われてるのか…怖いんだ。
どうせ本当のことを答えないにしても、言葉を聞いて安心したい。
「…今Nと一緒にいるでしょ」
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