先輩に調教されてます
職場の先輩に調教されてます。
彼は私よりも10歳年上で、お偉いさんのご長男。有名進学校を出て有名大学を卒業。
高校大学スポーツで国体出場して成績を残してる。
頭はキレるし喋りも達者。
キリッとした顔立ちにガッチリした身体。
憧れるなんてとんでもない。
私なんか相手にされないのわかってる。
側にも寄れない。
なのに、ある日いきなり食事に誘われた。
ろくに話したこともないのに。
…何で私を誘ってくれたんだろう?それとも、誰でも簡単に誘うの?
びっくりしすぎて「はい」って返事するのが精一杯だった。
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ワインに日本酒、焼酎に氷を買ってホテルに入った。
私はとにかくもう酔ってしまいたかったから、強めのものだけ買った。弱いのに。
「…N何で今日そんなかたくなってるの?」
ホテルに入って、お酒と氷を冷蔵庫に入れたあと、Kさんは私の身体を後ろから抱きしめてきた。
「…何ででしょうね」
「…一緒シャワー浴びる?」
「…今日は別で」
「…ちょっと、本当にどうしたの?俺とエッチするのやだ?」
「…嫌ならここに来てないでしょ」
「…そうだよな。じゃあシャワー浴びるか!」
Kさんも何だか不安そうにしてる。
私、顔には出してないつもりだったけど、きっと今日はうまく笑えてない。
シャワーを浴びたらお湯が身体にしみてヒリヒリした。
日焼けしたのと海水にしばらく浸かってたのと…謎の切り傷まであった。
髪がギシギシしたからトリートメントを長めにつけて、湯船にも浸かった。
「おーい、倒れてない?」
Kさんの声がした。
「大丈夫です」
「…あがるだけでしょ。やっぱり俺も入っていい?」
「…嫌ですってば」
「…電気消すって」
…私の言葉を無視してKさんは入ってきた。
「あー。髪がギシギシ。N大丈夫だった?」
「私も。なのでトリートメント使いました」
「俺も使うー!」
Kさんはさっさと身体を洗って浴槽の中に入ってきた。
「…私あがります」
「ちょっと待って」
Kさんは、上がろうとした私の後ろから私を抱えるように浴槽に入ってきた。
「…なんですか?」
「…N、何か変だよ。さっきから」
「…気のせいです」
「…そう?」
「…そうです」
「…じゃあ、その言葉を信じるよ」
…信じるのか。
…まぁ、いいけど。
「さーて上がって飲みますか!!お腹もすいてきた」
「…さっきあんなに食べたのに?」
「お魚すぐ消化するんだもん」
「…私はまだお腹いっぱいです」
「まだお腹ぽっこりしてるもんね」
「うるさいなー」
上がって乾杯して、グラスのワインを一気に飲み干した。
「ちょっと、ペース早いけど大丈夫?」
「…へーき」
Kさんは私の気持ちがぐしゃぐしゃなのを知らない。
「へーきならいいけど…」
酔ってしまいたくて、2杯目を一気に飲んだらさすがに身体が熱くなった。
「…海、楽しかったな」
「うん。あーやってはしゃいだの小学生以来かも」
「そっか。楽しかったなら良かった」
「…」
Kさんは私の肩に手をまわした。
「…寂しくなかったって言われそうだけど、寂しい思いさせてごめん。」
「…」
…謝るなら何で寂しい思いさせたの?
…本当はただの心変わりじゃないの?
「…もう、大丈夫。明日も明後日も一緒にいられるよ」
「…明日、Nの行きたいとこ連れてくよ」
「…じゃあ、水族館に行きたい」
「…いいよ。どこの水族館がいい?」
「…どこにしよっかな」
…Kさんは私の唇に唇を重ねた。
「…ダメ。まだ酔ってないから」
「…いつもお酒飲まないでしてたのに?」
「…今日はダメ。緊張する」
「…今更なんで緊張するの?」
「…わかんない」
「…俺はいっぱいNをいじめなきゃならないから、寝る前また飲むよ」
「…いじめなくていいです」
「…N…」
Kさんは私の身体を抱き上げてベッドへ下ろした。
「…Kさん」
「…最初んときと同じ顔してる」
「…最初?」
「…恥ずかしいってかたまってた時」
「…」
「…俺といるのまだ緊張するの?」
…まだ、とかじゃない。
…いつか飽きられるのが、気まぐれが、誰かと比べられてるのが…怖いんだ。
…自分の身体に自信ないし…
「…少しだけ」
「困ったな」
Kさんは笑って、私の上に被さってきた。
「じゃあ、緊張とかなきゃな」
Kさんはまた、唇を重ねた。舌が絡んで、ゆっくり深くなる。
Kさんは今まで何人とこんなキスをしてきたんだろう。
私は…こんなとろけるようなキスはKさんが初めてだ。
Kさんは私のほっぺた、耳朶、首筋にゆっくり舌を這わせた。
…ぞくぞくする。
…気持ちいい…
バスローブの紐を取って、胸元がはだけた。
Kさんは私の胸に優しく噛みついた。
「…んっ」
私は思わずKさんの背中に添えた手に力が入る。
Kさんは私の乳房を両手で掴んで先端に吸い付きながら、強めに揉んだ。
我慢してた声が漏れて、Kさんに添えた手に力が入る。
…大人の関係…
それで別にいいのかもしれない。
Kさんは他では味わえない快楽をたくさんくれる。
いっぱい気持ちよくしてくれる。
Kさんの舌が更に下に下がる。
私の脚を広げて敏感な部分に優しく吸い付いて、舌を這わせる。
指は、ゆっくり私の中に沈められる。
声が我慢できなくて、身体がどんどん熱くなる。
…いきそう…
身体に無意識に力が入った、その途端Kさんの唇が離れて、沈められてた指も引き抜かれた。
…え…?
…やめないで、いかせてっておねだりしそうになった。
いき損なったもどかしさで、身体の奥がピクンと震える。
私はKさんを見た。
「…Kさん?」
「…イキたい?」
…わかってやめた?
私は恥ずかしくて思わず俯いてしまった。
「…後ろ向いて、俺にお尻突き出して」
「…恥ずかしい…です」
「…恥ずかしくないよ。今日バック楽しみにしてたんだ」
「…」
私は恐る恐る起き上がった。
Kさんは私の唇に、軽くキスをした。
「…頑張れ!」
「…もう少し暗くして下さい」
「え…これ以上?見えなくなっちゃう」
「…だって…」
「…いいよ」
Kさんはほんの少しだけ照明を落とした。
「暗くしたよ。Nの可愛いお尻早く見せて」
私は枕に顔を伏せて、お尻をKさんの方に向けた。
「もっと腰上げて」
Kさんの言葉に、少し腰を上げた。顔がどんどん熱くなる。
「…いい眺め」
「…そんなじろじろ見ないで下さい」
…耐えきれなくて私は身体を起こした。
「だーめ。さっきのまま」
「…ごめんて(笑)もう意地悪言わないから」
私は、もう一度、四つん這いになって、頭を下げた。
「脚もっと開いて」
突然、敏感なところに温かい刺激があって、私は思わず身体を起こそうとしたけど、思うように動けない。
「…ちょっと…Kさん」
Kさんはお尻を突き出した格好のままの私の腰を掴んで、そこに顔をうずめてた。
恥ずかしくて、お酒のせいだけじゃなく身体が熱くなった。
「…やだ…。離して」
私は暴れたけど、Kさんの力が強くて逃げられなかった。
Kさんはソコに舌を這わせて、時折吸い上げた。
恥ずかしさと気持ち良さで、私はどうしていいのかわからなくて、とにかく暴れた。
「…Nちゃん元気だなー」
そう言いながら、Kさんは片手で私のお尻を左右にひらいた。
「…やめて」
「…全部見えてるよ。アソコもお尻の穴も」
「…」
「…これは恥ずかしいな(笑)全部見えるもんな」
「…離して」
「おとなしくしてってば」
Kさんは、私のお尻の穴にまで舌を這わせた。
「…やだ、汚いから」
「…そうなの?」
Kさんは笑いながら、また、執拗にそこを舌で責めてきた。
私は恥ずかしいのと、背中がぞくぞくする変な感覚で身体に鳥肌が立った。
結局解放される頃には、私の顔は涙でぐしゃぐしゃになってて、Kさんは私の唇にキスをして、優しく抱きしめてくれた。
「泣き虫(笑)」
Kさんは私の身体を包んで頭を撫でた。
「…暴れないで素直に身を任せてればいけたのに(笑)」
「…無理です」
「…もー、お子ちゃまだな。俺の舐めてくれる?」
Kさんのは、お腹に付くくらい大きくなってた。
私はKさんのを口に含んだ。
「…今日はNのやらしいポーズ見て興奮しちゃった。いっぱい気持ちよくしてあげるからね」
Kさんは私の頭を撫でて、私の乳房やお尻も撫でた。
「集中できないから、あんまり触っちゃダメ…」
「…わかりました(笑)今、入れてからいっぱい触るよ」
「…いいよ。ありがとう。」
Kさんに言われて、私は口を離した。
「さ、お尻こっち向けて」
さっきのもあって恥ずかしかったけど、私は素直に四つん這いになった。
Kさんは私の中に腰を沈めた。
「…ったっ」
いっぱい濡れてたから入るのはスムーズだったけど、久しぶりだったせいか裂けるみたいに痛くて、腰が逃げた。
「…痛い?久しぶりだもんな」
Kさんは私の中に再び指を入れた。
「…もう少し解そうか。もしかして、仰向けのほうが痛くないかな?」
「…わかんない」
「仰向けなって」
私はKさんに言われるまま、仰向けになった。
「…痛かったら言ってね」
Kさんのがまたあてがわれたけど…変わらない。
「…やっぱり痛い」
「…緊張してるのもあるかな…力抜いて」
Kさんは私の敏感なところに触れながら、再びゆっくり腰を沈めた。
痛いのと、気持ちいいのとが一緒になって、私はシーツをギュッとつかんだ。
「…全部入ったよ」
「…うん」
「Nの中ガチガチ。何か今日固いぞ。しばらくしてなかったからかな?」
Kさんはゆっくり腰を動かした。
「…力抜いて。Nも気持ちよくなるよ」
Kさんが動くと、私の頭のネジが飛んだみたいになる。
私はKさんにしがみついて、身を任せた。
「もう平気だね。後ろむいて」
Kさんは一旦、私から身体を離した。
私はさっきみたいに四つん這いになった。
Kさんが入ってきて、私は思わず身体を起こした。
いつもと違った感覚。
内臓が押し上げられるみたいだった。
「…どうしたの?」
Kさんは、私の身体を包みながら、優しく首筋に吸い付いた。
「…後ろからだと…苦しい…」
「…大丈夫。すぐ慣れるから」
Kさんは私の身体をゆっくり前に倒した。
…Kさんのが私の身体の奥の当たっちゃいけないとこに当たってる気がして、怖かった。
「…私バックダメみたい。内臓が押されて、破裂しそうな感じがする」
「…怖がりすぎ(笑)そんなことにはならないよ」
Kさんは私の腰を掴んで奥に沈めた。それから、私の奥を掻き回すみたいに腰を動かし始めた。
「…Kさん、ホントにダメ…苦しい…」
私は逃げようとしたけど、Kさんはしっかり私の腰を掴んでて逃げられない。
「…Nの苦しいは気持ちいいと一緒だったりするよね?」
「Kさん…ホントにダメ…」
怖くて、Kさんの腕を振り払おうとしたけど、Kさんは私の身体をしっかり押さえてて…胸のあたりまで苦しいのが込み上げてきた。
「…楽にして」
Kさんは私の深いところまで思い切り腰を打ちつけてきた。
触れられたことが無いところまでKさんのでめちゃくちゃにかき回されて、苦しくて、今にも痛みが走るんじゃないかって怖くて…
「…いつもと声違う(笑)」
Kさんは、後ろから私に身体をぴったりくっつけて私の乳房をギュッと強く揉んだ。
「鏡見て。N…すごくやらしい」
ベッドの横は鏡張りになってた。私はそれどころじゃなくて見てなかったけど。
そちらに目をやると、目に飛び込んできたのはあまりにも刺激が強い画で、思わず目をそらした。
「…ちゃんと見てよ。自分がバックでしてるとこ…すっごくエロいよ」
Kさんは腰の動きを緩めた。それから私の腕をぐっと引いて、鏡の方を向かせた。
「…いいですってば」
思わず俯いた。
…Kさんからはあんな状態な私が見えてるんだ。
恥ずかしくて直視できるようなものじゃなかった。
お尻を突き出してKさんのをくわえ込んで、胸はだらしなく垂れ下がってた。
「こーするともっとやらしい」
Kさんはそのまま腰を強くうちつけた。
「…ぁあっ」
反射的に声が出て、垂れ下がってる胸が上下に揺れた。
…AVでもみてるみたいだ。
そんな状態を見せつけられて、恥ずかしかったけど、やっぱり苦しいのは変わらなくて、怖くて…どうしていいかわからなくて。
「…Nいきそ」
Kさんは私から引き抜くと、私の身体を仰向けにした。
「イクのは、Nの顔見ながらにしよ」
Kさんは再び私の奥に腰を沈めた。
…気持ちいい。
そういえば、この感覚も、最初は苦しかった…
「…気持ちいい」
素直に言葉にしたら、Kさんもにっこり笑ってキスをしてくれた。
「…俺も」
それから、Kさんの動きが速くなって、私はKさんの首に腕をまわした。
頭のてっぺんまでビリビリする。この感覚がずっと恋しかった。
「…いく」
Kさんは私の中で果てた。
「N今日可愛かった(笑)」
隣に寝転んで、息を整えてから、Kさんが笑いながら言った。
「…バックでしたの初めて?」
「…忘れました」
「…そっか(笑)いじめてるみたいになっちゃったね」
「…みたいじゃなくて、いじめられました」
「何でだよ。可愛かったよ。恥ずかしがり屋さんで(笑)」
「…うるさいです」
「今に自分でお尻突き出してバックでしてって言うようになるよ。」
「…なりません」
「…なるって。俺がじっくり鳴らしてくから」
Kさんは私にキスをしながら腰に腕をまわした。
「…今日、海にいるときからずっと興奮してた。Nの水着姿やらしんだもん…」
「…そんなやらしー目で見てたんだ?」
「…そんなことないよ。ずっとニコニコしてたし、子供みたいで可愛いなって」
「…そんな子供にこんな意地悪して逮捕ですよ…」
「…気持ちよさそうにしてたくせに…」
「…バックは苦しかったです」
「いっぱいしたら、気持ちよくなるって…N、まだいってないよね?」
「…今日はもう満足です」
Kさんはベッドの下から前に買った玩具を取り出した。
「…使ってみない?」
「…」
「…怖くないって、普通のマッサージ器と一緒だから」
Kさんはスイッチを入れて自分の肩にあてた後、私の肩にあてた。
「…ホントだ」
Kさんは身体を起こして私の胸の先に当てた。
驚いて身体が逃げる。
「…刺激強い?」
「…びっくりしただけです」
「…一番弱くするから、少しだけ当ててみよ?」
Kさんは私の脚の間に入った。
片手でそこを広げて、玩具を当てた。
ピクンと身体が跳ねた。
「…ちょっと、刺激強いかも」
腰を浮かせて敏感なところから外そうとしたけど、Kさんはそこにぴったり付けたまま、私の脚をぐっと押さえた。
「しゃべる余裕があるなら大丈夫だね」
「…大丈夫じゃない」
私を気遣いながら責めてくるKさんの優しい舌とか指と違って、機械は私を無理やり追い詰めてくる。
「…待って、離して」
「…やーだよ」
Kさんは私を見て面白そうに笑った。
「…待って、ホントだめ…」
準備がないまま、私はあっけなく達してしまって、ホントにイったのかどうかすらわからないくらい簡単だった。
Kさんは、いつもの意地悪なのか、私が果てたのがわからないからなのか、玩具を離してくれない。
「イっちゃったから…離して」
「…いっちゃったの?もう?」
Kさんはその玩具を離した。
私は力が抜けて動けない。
「…早いなー。ホントにいっちゃった?」
Kさんは拍子抜けしたみたいな顔をしてる。
いきなり、私の脚を抱えて、敏感になってるソコへ舌を這わせた。
「…ダメ、いっちゃったばっかりだから」
反射的に後ろに逃げた私を見て、Kさんは
「…その反応は、ホントみたいだね」
って玩具のスイッチを切った。
「…俺がするのと、玩具、どっちが気持ちいい?」
「…Kさんのがいいです」
「…そっか。…何か、本当にそんな感じだな。いつもの方反応いいもんな。Nには刺激強すぎたのかな」
…私には、か。
…玩具のほうが気持ちいい人もいるんだ。
…それとも、そっちの方が多い?
「…Nにとっては俺の方が玩具よりうまいってことか。それも嬉しいな(笑)」
Kさんは玩具を片付けて再び私を抱きしめてきた。
…何を喜んでるんだか。
「…落ち着いたら、宴会の続きしよ。まだまだ飲める!!」
「…Kさん元気だ」
「元気だよ。今日はNとバックでてきたし、玩具も使ったし満足満足♪」
Kさんはしばらく私を抱きしめた後、ベッドを降りて冷蔵庫へ向かった。
グラスに焼酎と氷を入れて、水多め。私の分を作ってくれてる。
「…ありがとうございます」
「いいえ!俺はロックにしよっと」
「明日起きられないかもよ」
「…まー、しばらくは休みだからゆっくりで大丈夫だし」
私もゆっくり起きて、ベッドの下に落ちてたバスローブを拾って羽織った。
「さー乾杯しよ」
「何に?」
「明日からの休みに」
…そうだ。連休だ。
グラスを合わせて、一気に半分くらい飲んだ。
…いっぱい動いて喉が渇いてた。
Kさんの方が動いてたのに、もう涼しそうな顔をしてる。
「…体力ありますね」
「…体力は有り余ってるかもな(笑)まだまだNのこと気持ちよくできるんだけどなー」
「私はもうキツい…」
「女性がエッチして感じるのって、疲れそうだよね。男だと、出すときくらいしか「うーっ」てならないけど、あんあん騒ぎっぱなしだし。…特にNは感じやすいみたいだし…」
「…もう疲れた」
「…バックでもしたしね」
「私バックはダメみたい。痛いような…苦しいような感じで、ちょっとキツかった」
「…慣れてないからだよー。じっくり慣らしたら絶対気持ちよくなるから…」
「もう…しない」
「そんなこと言わないで」
Kさんの手がお尻にのびてくる。思わず身体に力が入った。
「…こっちはしたことある?…わけないか」
「…ないです」
「…してみたい?」
「…いえ…。Kさんはしたい?」
「…いや、Nがしたくないならしないよ」
「…したことはある?」
「…ないよ」
「本当に?」
「…友達はしたことあるって言ってたな。入り口は締まり良くてやばいけど、その奥はあんまり気持ち良くないって」
「…それ本当に友達?」
「…友達だってば(笑)Nがしたくないならしないから」
「じゃあ、なんでさっき舐めたの?」
「…Nが恥ずかしがって泣きそうになってるのが可愛かったから」
「…変態だ」
「…Nいじめ甲斐あるんだもん」
…いじめ甲斐?
じゃあ、SMプレーなんてした子はもっといじめ甲斐があったの?
もっと可愛かった?
「…じゃあ、いいよ。もっといじめても」
私はKさんの膝に乗った。
「…じゃあ、お言葉に甘えて」
Kさんは私の身体をぐっと抱き寄せて、肩に吸い付いてきた。
…ちょっと…、いや。…けっこう痛い。
「…Kさん、痛い」
「…キスマークつけちゃった」
「…Kさん!首はダメ。夏なのに…」
「…なんで?他の男と会う予定でもあるの?」
…Kさんの口から、珍しい質問。
「…そういうんじゃなく。服で隠れないから」
「…消えるまでずっと俺といればいいじゃん」
「…ずっとって…」
「…じゃあ、見えないとこならいいんでしょ?」
Kさんは、私のバスローブの胸元をひらいて、そこに顔をうずめてきた。
…痛くて、思わず腰が引ける。
「Kさん、痛い…」
「逃げちゃダメ。いじめても良いって言ったのNだからね」
Kさんは私の胸元に噛みつきながら吸い上げてきて…本当に痛い。
「…また、興奮してきちゃった。ベッドいこ」
Kさんは私の身体をその体勢のまま抱き上げてベッドへ向かった。
私の身体を寝かせると、再び胸元に吸い付いてきた。
…痛い…
私はKさんの肩を掴んだ。
「…Kさん、痛いから、もう少し優しくして」
Kさんは胸元から唇を離して、今度は私の唇に重ねてきた。
…私の口の中を舌でまさぐって、舌や唇に吸い付いてきた。
…いつもより乱暴で、私はどうしていいかわからない。
Kさんの目はトロンとしていて、完全に酔ってた。
Kさんは私の唇から離れると、再び胸元に噛みついた。
「…Kさん?どうしたの?いつもと違うよ?」
「違わないよ。」
Kさんは、乳首にまで噛みついてきつく吸い付いてきた。
「…いっ…たい」
…前にもキスマークをつけられたことはあったけど、そのときよりも段違いに吸い付く力が強くて、Kさんの腕をギュッと握った。
「…俺のキスマークでいっぱいになった」
Kさんは私から身体を離して、満足そうににっこり笑った。
「…Kさん痛いってば」
「…浮気防止ー」
「…あなたにだけはそんなこと言われたくないんだけどな」
「俺はNだけだよ」
「…ほんとかなー」
Kさんは、さっきの玩具を取り出した。
「…Kさん?」
「…Nのこといっぱい気持ち良くしてあげる」
「待って!今日はもういい…」
私はKさんの手から玩具を取り上げようとしたけど、スルリとかわされた。
「…俺、さっきのNのイキ方気に入らないんだよなー」
…そんなことを言われたって…
「…気に入らないって何ですか」
「…何か、あっさりしててつまんなかった」
「…私は満足してます」
「…俺が満足してないんだってば。Nは自分が満足すればいーって思ってるの?」
「…私ももっとお口でします」
「…ありがと。それは後でお願いするよ。…俺は乱れたNを見ないと満足しないの」
「…そんなこと言ったって…」
「…俺のこと満足させて」
「…Kさん酔ってる」
「Nも酔ってるでしょ」
「…酔ってるけど…そこまでじゃ…」
…車で何時間も寝たし…
「…お互い酔ってるから、恥ずかしくなーいよ!Nが壊れるとこ見てみたいな」
Kさんは私の片足を自分の脚で押さえて、もう片方を腕で押さえて、ぐっと開いた。。
「…やだ…暗くして」
…全部見えちゃう。
「いつも暗くしても見えてるよ。俺視力もいいし」
「…暗くして!」
「…やだ(笑)」
Kさんは玩具を手にとってスイッチを入れた。
「…いっぱい気持ち良くなってね」
Kさんは私の敏感な部分にゆっくりと押し付けた。
「…待って、刺激強いから」
「…すぐ慣れちゃうよ」
「……だめ、もういく」
Kさんは私の言葉と同時に玩具を離した。
…イキ損なう感じ、けっこうキツい。身体の奥がヒクヒクしてる。
「…なんで、やめちゃうの?」
「…さっきまで何回もやだって言ってたから…嫌なのかなって思って」
…棒読み。
…私がこんなふうになるのわかっててやった?
「…イキたい?」
「…Kさん意地悪」
「…してほしいことがあったらちゃんとお口で言わないと(笑)」
Kさんは私の反応を面白がってる。
「…もっと…して」
「…何を?」
「…じゃあ、いいです」
…私も、何度も言うのは恥ずかしい。
「…スネちゃった(笑)仕方ないなー」
Kさんは再び玩具をそこに当てた。
思わず声が漏れた。
すぐにまた、波が押し寄せてきた。
…イキそう…
声に出してないのに、また、さっきと同じタイミングで玩具は離れた。
…もう少しでイけそうだったのに…
私はKさんを見た。
「…いー表情してる」
Kさんは、また、玩具をそこに当てて…イキそうになったら、離して…そんなことを繰り返してきた。
…身体の奥から何かが込み上げてくるような
…もどかしくて、苦しくて、どうしていいのかわからない
…わけがわからなくなって、いっぱい叫んでしまったような気がする…
イキそうになってるのに、何度も寸止めを繰り返されるのは本当に、つらかった。
「…お願い…いかせて」
私は涙を零しながら、そんなことを言ってた。
恥ずかしいとか、そんな気持ちも吹き飛ぶくらいいかせてほしくて仕方なかった。
「なーに聞こえない。はっきり言って」
「…いかせて」
Kさんはやっぱり、意地悪だ。
「ちゃんとお願いしないといかせてあげなーい」
「お願いします。いかせて下さい」
私はもういかせてほしい一心だった。
「…ちゃんと言えた。良い子だからいかせてあげる」
…やっといかせてもらえる。
Kさんは玩具をそこに当てた。
「…いっちゃう」
私はシーツをギュッと握った。
「…いいよ。たくさんいって」
私の身体が思い切りはねた。
…何度もいき損なってやっといかせてもらって、身体の奥まで思い切り疲れきっていた。
「…だめ、もういっちゃってる…」
こうなることはわかってたような気がする。
私が達したら、今度はやめてくれない。
つらくて逃げようとしても、玩具をしっかりそこに当てたまま、Kさんは笑ってた。
「さっき、何回イキ損ねた?」
「…わかんない」
「イキ損ねた分、連続でいかせてあげる」
「…無理」
私はしばらくは反射的に暴れてたけど、時間がたつとだんだん、振動が苦しさの境界線を越えて不思議な感覚になってきた。
「…いっちゃう」
Kさんの腕をギュッと掴んだ。
「…今日は耐えれたね」
Kさんは私の脚を押さえてた手と足を離して、私の上にかぶさった。
私は夢中でKさんにしがみついた。
「…また、いっちゃう」
「いいよ。たくさんいって」
Kさんは私の唇にキスをした。
果てても、果てても、次から次へと快楽の波が押し寄せてきて、私は素直に身を任せた。
…もう何回いったかわからなくて、意識も朦朧としてきた頃、Kさんは玩具を離した。
「いったい何回いったのかなー」
Kさんは動けなくなった私の胸元に顔をうずめて、乳首を吸い上げた。
身体中が敏感になってて、その刺激に思わず身体を捩らせた。
「…Nちゃん、約束。俺のたくさん舐めて」
私がぐったりしてるのに、Kさんはお構いなし。
…起き上がるのもキツかった。足腰がガクガク震えてバランスがうまくとれない。
私はふらふらしながら、Kさんのそこに唇を近づけた。
「…優しく舐めてね」
私はゆっくり口に含んで丁寧に舐めた。
「…上手。俺にも舐めさせて」
Kさんは自分の顔を跨ぐように指示して、感覚がおかしくなっている私のそこを丁寧に吸い上げてきた。
「…Kさん…もう…無理」
「じゃあ、いいよ休んで」
私はKさんの隣に寝転んだ。
本当にもう、身体に力が入らない。
Kさんは私の身体にかぶさって、ゆっくり唇を重ねた。
「…今日は頑張ったね」
そう言いながら、私の中に入ってきた。
Kさんので押し広げられる感覚。心地良さに思わず声が漏れる。
「…気持ち良い」
Kさんは私の奥まで貫いて、そのまま激しく動き始めた。
…Kさんがくれるこの刺激は、やっぱり気持ち良すぎて…
私はきっと離れられない…
…あれ…
いつもと違う。
前もこんな感覚があった。
いきそうな感じに似てるけど、それとまた違うような…
そこに神経を集中させた。
「…N、いく」
その正体がわかる前にKさんが果てた。
そのまま続けてもわからなかったかもしれない。
Kさんは私の上にぐったり倒れこんだ。
「…Nん中、すげー濡れてて気持ち良かった」
少し経ってKさんは私の隣に寝転んだ。
「…私も、気持ち良かった」
私は起き上がって、Kさんのを優しく口に含んだ。
…いったばっかりなのに、かたくて、まだできそうなくらい元気だ。
「…お掃除してくれるの?」
「…はい」
私はKさんのを口に含んだまま返事をした。
「何か…嬉しいな」
Kさんは私の頭を撫でてくれた。
私もそれが嬉しくて丁寧に舐めた。
「待って待って!あんまりねっとり舐めると、いったばっかりで敏感なってるからくすぐったい」
「…は?Kさんは私がいっちゃったら、嫌だって言っても面白がってたくさん責めてきたのに?」
「…俺は無理」
「…無理じゃないですよ。連続でいけるかも」
「あー!やめて!俺泣いちゃう」
Kさんは私の身体をくすぐって無理やりそこから離した。
「…男と女は身体の構造が違うんだってば」
Kさんは私の身体を横に寝かせて押さえてる。
…本当にキツいみたい(笑)
「…Kさん女性の身体に詳しいですよね」
「…Nより10年長く生きてるからねー」
「…10年分たくさんの女性を経験してるんですね」
「…いーってそういう話は(笑)」
Kさんは私の身体をギュッと抱きしめた。
「…私、次泊まるときはKさんのことどMちゃんに調教してあげます」
「…無理だ(笑)」
「…なんで決めつけるんですか」
「…Nちゃんと俺だと踏んだ場数が違うから(笑)」
「…わかんないですよ」
「…わかるよ(笑)」
そんなやりとりをしながら、いつの間にか二人とも眠っていた。
…朝陽で目が覚めた。
…今日も暑そう。
なのに、部屋はキンキンに冷え切っていた。
Kさんはまだすやすや眠っていて、クーラーはMAXに設定されていた。
クーラーを止めたら、その音でKさんが起きた。
「…水族館いくぞー」
…あんな酔ってたのに、昨日の約束覚えてたんだ。
「…Kさん、昨日の記憶ある?」
Kさんは背伸びをして布団をかぶった。
「…あるような…ないような」
「…どこまで覚えてる?」
「…エッチしてお酒飲んで…そこから曖昧だな…」
「その後もう一回したのは?」
「…したのは覚えてる」
「…キスマークいっぱいつけたのは?」
「…え?」
「覚えてない?」
「…どこにつけた?」
「首と…胸からお腹のあたり」
「…見せて」
私は首と、胸元を少しだけ開けて見せた。
「…派手についてるな」
「痛かったですよ。歯形までついてるし」
「でかいもんな。ぶつけたみたい」
「…私持ってきた服じゃどれも隠れないんですけど…」
Kさんは私の腕を引いてベッドに引き戻した。
「…今日はベッドで過ごす?」
「…Kさんがそうしたいならいいですよ」
「…だめだ!水族館いくって決めたんだし。行こう!」
「…どっちですか?」
「行くよ!でもその前に…」
Kさんは私の上に乗ってバスローブの紐を解いて、胸元を開けた。
「…これはひどいな」
「…ひどいでしょ」
「…ごめんな」
謝りながら、Kさんは私の真っ赤になった乳首に吸い付いた。
「…Kさん…」
「…もう入れていい?」
…え?
Kさんは私の返事を待たずに、私のそこに自身をあてがった。
…乾いているせいか、なかなか入らない。Kさんはゆっくり腰を前後させた。
「…痛くない?」
「…痛くないです」
「…濡れてないのもいーな。擦れるの気持ち良い」
「…Kさん気持ち良い?」
「…すぐぐちょぐちょになっちゃったね」
…Kさんの動きがだんだん速くなる。
心地良くて私はKさんの背中に手をまわした。
「…Kさん…気持ち良い…」
Kさんのが、私の中でビクンと震えた。
「…いっちゃった。早いなー(笑)」
Kさんは自分で言って笑った。
「…N、気持ち良かった」
Kさんは入れたまま私の身体をギュッと抱きしめた。
「…私も」
「さ、ご飯食べて、水族館行くか」
…切り替え早っ(笑)
Kさんは私からゆっくり引き抜いてバスローブを羽織った。
「寒いな」
「クーラーの温度下げたのKさんでしょ」
「…誰かさんがきゃんきゃん騒いで暴れるから押さえつけるの大変で暑くなったからさー」
「…Kさんが変なことするからでしょ」
「…変なことじゃないよ」
Kさんは私の身体を自分に向かせた。
「…これから、もっとたくさんいろんなことするんだよ」
「…いろんなことって?」
「…それは教えてあげない」
「…なんでですか」
「少しずつな」
…気になる。
Kさんはすぐに起きてテキパキ準備を始めた。
今日も、明日も一緒にいられるんだ。
私はそれが嬉しくて仕方なかった。
水族館はやっぱり混んでて、家族連れが多かった。
楽しんでるのは私だけかなーって思ったけど、Kさんも一緒に楽しんでるみたいで、少し安心した。
途中、迷子で泣いてる子供に遭遇したとき、面白いこと言って笑わせて肩車をして家族を探してあげてたときは、優しんだなーって感心した。
女の扱いだけでなく、子供の扱いも上手。いたことがあるんだろうかってくらい。
午後からはあちこち食べ歩きをして、お茶をしたり買い物をしたりしてあっとゆーまに夜になった。
車に戻って涼みながら夕焼けを眺めた。
「Kさんて子供の扱い上手ですね」
「…あー言われる!子供好きだからかな」
「…好きそーな感じしました」
「子供見てると癒やされるんだよなー」
「…女の扱いも上手ですよね」
「…なんでそっちにいくかな」
「…やっぱり女が好きだから?」
「女が嫌いな男はいないよ」
「…そっか…そうだよなー」
「…今夜はどうする?」
「…今夜?」
「…泊まる?それとも帰って明日また会う?」
「…どうしよう」
「さすがに連泊はおうちの人も心配するんじゃない?」
「私いー大人ですよ(笑)」
「そうでした(笑)…じゃあ、泊まるか?」
「…泊まるなら、覚えてますか?」
「ん?」
「KさんのことどMちゃんにするって!」
「あー(笑)無理でしょう」
「なんでですか!」
「だって…NどMちゃんだもん」
「…わかんないですよ。実はSかも」
「…じゃあ、今夜は俺何もしないでポケっとしてよ。」
「そーして下さい」
「…夕食どーする?」
「食べ歩きしたからまだお腹すいてないなー」
「俺もだ」
「じゃあ、何か買ってホテルいく!?」
「そーします」
いつもより少し離れたところだったからケータイで部屋の内装とか設備とかサービスを調べて、ホテルを選んだ。
ロフト付きのおしゃれなとこ。
部屋、私はあまり気にしないけど、Kさんはものすごく気にする。
キレイなとこじゃなきゃ嫌だーって。
…そういえば、Kさん家もすごくキレイだったもんな。
ずっと不安で仕方なかったのに、Kさんがこうして今一緒にいる。
不思議だった。
また、どこかに行ってしまいそう。そして、いつか帰ってこなくなりそう。
Kさんはもてるし、女もたくさんつくだろーし、私じゃなくても…いいのはわかる。
それなのに、今こうやって私と一緒にいてくれてるのが本当に幸せで、怖い気すらしてくる。
私はホテルに入って、浴槽にお湯をはって戻ってきたKさんに抱きついた。
「…どーした。今日は積極的だな」
「…どーしてでしょうね」
「…今日はNがご奉仕してくれるんだっけ?」
「ご奉仕じゃなくて、責めるんです」
「…はいはい(笑)」
「…その乾いた笑いは何ですか」
「いや、Nが責めるなんて…できないだろうなって思って(笑)」
「…飲んだらできます」
「…はは(笑)飲むか!」
生ビールを頼んで乾杯した。
Kさんは一気に飲んですぐおかわり。
夏はお酒が本当に進む。
Kさんは飲みながら、突然
「職場でSに何か言われてない?」
って聞いてきた。
…いろいろ言われてたけど、Kさんに女のドロドロみたいな話はしたくなくて、とぼけた。
「いえ、べつに」
「…本当に?」
「はい」
「…それならいいけど」
「Kさんは何か言われました?」
「いや、俺には特に…なんだけど、あいつ最近俺の高校の同級生にあることないこと喋ってるみたいでさ」
「…あることないこと?」
「そ。あることないこと。それで俺が職場にいるのが嫌だー。いなくなればいーって言ってたって聞いてさ」
「…え?まさか…」
「本当(笑)」
「…だって、Sさん間違いなくKさんのこと好きですよ」
「…え?」
「…職場でKさんにぴったりくっついてるじゃないですか?それに…態度とか…他の人と違うし」
「…そうかー?でもボロクソに言われてたみたいだし(笑)」
Kさんは笑ってるけど、陰口言われて嫌な気分になってないか、本当に心配になってしまった。
「…Nが何も言われてないならいいよ(笑)」
…思いっきり言われてるけど(笑)
「お互いいないとこではいろいろ言われてるだろーけどな(笑)」
「私はなんともないですよ」
「お!強い(笑)」
「…鈍いだけかも(笑)」
Kさんが一緒に居てくれるなら、陰口叩かれようが、嫌がらせをされようが…あまり気にならない。
「職場の話は忘れて飲も!」
Kさんは三杯目の注文をした。
「…そうですね」
「Kさんは私とずっと一緒にいて大丈夫なんですか?」
「…なんで?」
「今まで忙しかったみたいなのに、急に会えるようになったから」
「…それは、また今度話すよ」
「今度?」
「…そ、今度」
Kさんはビールを置いて私に唇を重ねた。
「…ごまかしましたね」
「…バレた?」
「最近ちょっとだけKさんがわかってきました」
「…俺、このままだよ(笑)わかりやすいでしょ(笑)」
「…うーん」
「よく、何考えてるかわからないって言われるけど…」
「…やっぱりなー」
「やっぱりって何だよ(笑)俺は女の人こそ何考えてるのかわかんねーと思うんだよな」
「…私はわかりやすいでしょ」
「そうだな(笑)…Nは俺のこと信用してくれてるんだなって思う。一緒に居て安心だし」
「そうですか」
「…俺前に付き合ってた女に社内で浮気されたことあるんだけどさ、その相手がお偉いさんの息子でさー。もう出世街道まっしぐらみたいな奴だったんだよ」
…Kさんと一緒じゃん。
「…何が目当てかって話だよな。そーゆーの一回じゃないんだよ。
「○○さんの御子息ですよね。今度食事に行きませんか」
「…○○さんの御子息ですよね。電話番号教えて下さい。メール交換して下さい。好きです。付き合って下さい。○○さんの御子息ですよね」
俺はどこにいるんだろう(笑)」
「…」
「親父がいいなら親父と付き合えばいいのに。俺のことなんか見ちゃいないくせに」
「…見ちゃいないわけじゃないと思いますよ。○○さんのお坊っちゃんってのは、あくまで話すきっかけで…
格好良いし、話しも上手だし一緒にいて楽しそうだなって思うから誘ってくるんじゃないですか?」
「Nは俺のこと格好良いし一緒にいて楽しそうって思ってくれてた?」
「いえ、職場でキツい人だなー怖いなーって思ってました」
「…なんだよ」
「ただ、仕事が終わると別人だなーって(笑)ニコニコしてるし」
「仕事中は真面目なんです(笑)」
「…そうですね」
「俺、今の仕事やめるって言って振られたことあるんだよ」
「…え?」
「どういうこと?それならもうあなたはいい!って言われてさ。まー、何となくそう言われそうな予感はしてたんだけど、何と付き合ってたんだって話だよな(笑)」
「…Kさんは本当は仕事やめるつもり無かったんですか」
「…俺、やりたい仕事あってさ、その試験受けてたんだけど…それで、協力してって言ったら、「もしかして私も働かなきゃならないの?」「何歳だと思って夢追ってるの?」ってさ…」
「…今もその試験勉強してるんですか?」
「…そーゆーこと」
「…難しい試験なら仕事しながらはキツいんじゃないですか?」
「…そうだな。一回その業界離れちゃったし」
「…一度はその世界にいたんですか?」
「大学出てすぐはな。でも、親父に呼ばれて「合わなかったらまたすぐ戻れる」って思ってこっち来たけど、合わないのなんのって(笑)
俺が本当にやりたかったのはやっぱり前職だって気付いた時には遅くてさ。一度出た人間が戻るには学が必要で。甘かったんだよなー俺。…本当に世間知らずだった。後悔しても仕方ないからやるだけのこと毎日やってる。
本当に世の中厳しいな(笑)」
「せっかく生まれてきたんだし、やりたいことはとことんやりたいですよね!」
「…そうだな(笑)」
「私もずっと夢追い人で、大学出た後も諦めきれなくて就職遅かったんです(笑)
やれるだけのことやってダメだったからもう未練は無いですけど。だから、夢に向かって頑張ってる人、好きですよ」
「…そっか。俺ら似てるのかもな(笑)」
「似てます?私運動神経悪いし頭の回転も鈍いですけど…」
「女の子はいーよ。おっとりしてるくらいで(笑)」
…Kさんのこと、遠い雲の上の存在みたいに思ってたから。仕事を辞めるつもりなことと、何度も挫折を経験してることを聞いて、安心してしまった。
…Kさんも普通の人だったんだ。
…悩んだり苦しんだりしたんだ。
…私は性格が悪いんだろうか。
「よーし!今日はいつもよりたくさん可愛がってやる!」
Kさんは私の腰を抱き寄せた。
「…今日は私が女王様ですってば」
「…飲まなきゃできない女王様なら素のまんま責められたらいーのに(笑)」
「…うるさいなー。黙って飲んで下さい」
「女王様なら女王様っぽい格好するんだよね?」
「…格好?」
「今日もエッチな下着ある?」
「…ありますよ」
「…見せて見せて!俺が女王様っぽくコーディネートする!」
…Kさんは、素直に責められるつもりはあまり無さそう。
「…似合いますか?」
Kさんが選んだのは、黒いぴったりしたレースのランジェリーにガーターベルト+網タイツ
Kさんはロフトにあるベッドで待ってた。
ベッドはブラックライトで照らされてて、なんともいえないファンタジーな感じで、わりと良いかも(笑)
「可愛い。女王様って感じがする(笑)」
Kさんは私に手招きした。
私がそばに行くと、身体をひょいっと抱き上げてベッドに横たえさせてきた。
「…ちょっと!今日は私が女王様ですってば!」
Kさんは私の脚の間に入って膝を立たせた。
「わかってますよー!女王様にご奉仕しようと思って」
「…いいです!私が先に責めます」
「いーえ!女王様のこと気持ちよーくするのが俺の仕事ですから」
Kさんは肩紐をずらして私の胸元に吸い付いた。
…結局、こうなっちゃう。
「…キスマークしっかりついてるな」
Kさんは両手で私の胸をキツく握って、先端にしゃぶりついた。
「…Kさんがつけたんですよ」
「…もっとつけちゃう」
Kさんは更に強く吸い上げる。
「…痛…」
「…Nは痛くても濡れるよね。どうして?」
「…私、優しい方が好きです」
「…じゃあ、優しく舐めてって命令してよ。女王様」
…「お願い」が「命令」に変わっただけじゃない。
…それじゃ、いつものKさんの意地悪と変わらない…
「…恥ずかしがって命令もできないんじゃ女王様にはやっぱりなれないね」
Kさんは私の乳房を強めに揉みながら、舌の先で先端を転がした。
「…こーゆーのがいい?」
「…気持ちいい…」
Kさんは私の様子を見ながら丁寧に胸を吸い上げた。
私は、Kさんの腕を掴んで、その頭のてっぺんまでしびれるような心地よさに酔った。
「…今度はこっちも気持ち良くして欲しいんじゃないですか?女王様」
Kさんは私の敏感な部分をなぞった。
思わず声が漏れる。
「…気持ちいい?」
「…気持ちいい…」
「…じゃあ、ちゃんと、どこをどうしてほしいのか命令して下さい女王様」
Kさんは私の敏感な部分を指先でゆっくり撫でながら言う。
「…またそうやって」
「…はは(笑)…教えてくんなきゃわからないもーん。女王様のココは何て言うんですかー?」
Kさんは昨日の玩具を取り出した。
「…女王様がちゃんと命令できるようになるまで、いかせてあげないよ。」
「…どーゆー意味ですか?」
「Kさん…最初っから女王様だと思ってない」
「…思ってるよ。思ってるからいつもNが満足するまでいっぱいご奉仕してあげてるのに」
「…Kさんのは全然ご奉仕じゃない…」
Kさんは、玩具のスイッチを入れて私のそこに押し当てた。
…強制的に身体をどうにかされてしまいそうになる。
私はギュッとシーツを握った。
「…Nのエロい顔見たいんだよ」
玩具だと、簡単にイキそうになる。
Kさんはまた、私がのぼりつめる直前で玩具を離した。
身体の奥がビクンと震える。
…この感覚…嫌だ。
「…イキたくなったら、ちゃんとお願いして下さいね。女王様」
Kさんは、また、私のそこに玩具を押し当てて、ほんの2~3秒で離した。
それからまた、すぐに当てて、離して…
それを何度も繰り返し始めた。
「…私…これ…嫌」
Kさんは、私を見て面白がってる。
「…なら、ちゃんと命令してね。女王様」
私が我慢できなくてお願いするまで…また続けるんだ。
「…だめ…、もういかせて」
私はKさんにすぐにお願いした。
「…どうやってほしいですか?」
「しっかり当てて…」
「何をどこに?」
「…玩具をそこに」
「そこってどこですか?女王様。ちゃんと言ってくれなきゃわかりませんよ」
「Kさん嫌い!もうやめる」
拗ねた私を見てKさんは少し慌てる。
「あー!ごめんて!意地悪しないから」
Kさんは玩具をそこに押し当てた。
私は簡単に果てて、Kさんはすぐに玩具を離して私の身体を首筋からゆっくり舐めてくれた。
それから、私もKさんの身体を舐めて…
何度も肌を重ねた。
「…俺、Nとするまで元気なかったんだよな。」
「…元気ないって?」
「ふにゃちんでさ、何か全然たたなくて。いくことはいくんだけどなー」
「…体調悪かったとか?」
「…年かなって思ってたけど、Nとしてたらだんだん元気戻ってきた。やっぱり、一緒にいて安心できる人とのセックスが一番なんだなー」
「…って比べる人がたくさんいるくらい経験積んでるんですね」
「…なんでそーゆーこと言うかな」
「そーゆーことじゃないですか」
「…Nは、俺と一緒にいたいからいてくれてるんだよね?」
「…それは…そうですけど」
「…俺も、Nといると幸せだ」
「…ベッドの上の言葉は信じるなってよく言いますよね」
「…なんでそーひねくれてるかなー」
「…ひねくれてないですよ(笑)素直な気持ちです(笑)」
…Kさんの言葉をどこまで信じていいのか、私にはまだわからない。
…でも、Kさんも私が思ってたほどいい恋愛経験は少ないのかもしれないと思った。…女経験は多いのかもしれないけど。
「N、ちょっとこっちに来て…」
Kさんは言いながら私の身体を抱き寄せた。
「…Nは結婚願望ある?」
「…前も言いましたけど、そこまでは…子供は欲しいですけどね」
「…そうだよな。Nはまだ若いもんな。…結婚したら専業主婦がいい?」
「私だまって家にいられないんですよ。欲しいものもたくさんあるし!専業主婦なんて無理ですね。」
「…意外。女性って専業主婦希望の人が多いイメージあった」
「…私のまわりも専業主婦希望なコは結構いますよ。家庭を守りたいとか、毎日豪華な料理作って旦那さん迎えてあげたいとか…。子供の成長をしっかり見届けたいとか。」
「そっか。まわりには結構いるんだ。」
「…残念ながら、私家事は雑なので」
「…料理はできる?」
「できますよ。雑ですけど(笑)」
「雑って何だよ(笑)」
「テキトーなんですよ私(笑)おしゃれな盛り付けとかはできません」
「料理は食べれればいいよ」
「…私前に付き合ってた人に「結婚したら専業主婦になってほしい」って言われたんですよ。冷めちゃいました(笑)やりたいことに没頭してる女前にして何言ってんだこいつは…って」
「…稼ぐ男捕まえてたんじゃん」
「それが、私より給料少なかったんですよ。現実見えてない人だったんです」
「…そっか」
「今は何の夢も希望もなく生きてますけどね。楽しみは友達と飲みに行くことくらいかなー」
「…俺と会うのは楽しみじゃないの?」
「…楽しみですよ」
「…何か、気持ちがこもってないな」
「…Kさんずっと忙しかったじゃないですか?」
「…もう忙しくないよ」
「…そうなんですか」
「そうなんです。…もう少し嬉しそうにしてよ」
「嬉しいですよ」
「…なんか、嬉しそうに見えないな」
「…エッチしてパワー吸い取られちゃったんですよ」
「…Nけっこうタフだよね。」
「Kさんに言われたくないな」
「…こんな何回もできるなんて、俺もまだまだ若い証拠だ」
しばらく放置してしまってすみません。
ここまで読んで下さった皆さまありがとうございます。
最初は職場の先輩との関係について悩みを整理するために立てたスレでしたが、実生活の中でいろいろなことがあり、この悩みについても、私の中で解決することができました。
続きは、日記のようになってしまいますが、また、新しいスレで更新していこうと思います。
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