とあるバレンタインとひな祭り物語
No.1 2020/01/13 01:20
青木あかね ( 38 ♀ sq6JBe )
あ+あ-
自販機前で缶コーヒーとタバコを口にしながら、腕を回したり膝を曲げたり、朝のお目覚めのいつもの日課をする真鍋。
実は塾の先生って顔以外に、空手と八極拳の先生と言う顔も持つ真鍋は、自販機前で軽く形の練習するのは毎朝だ。それはその準備運動だ。
「真鍋くんお早う」
「お受験シーズンだもんね、塾の先生も大変ね」
ゴミ出しに来た隣のトトロではなく、ちょっと年上の結婚したての隣のふくよかな新米主婦さん、流派は違うものの真鍋の空手の仲良しと、ちょっとした世間話になる真鍋
と、三階の窓が開き
「まさみ~アレどこ置いた?」
主婦の愛しの旦那さんの声が窓から顔を出す。
「真鍋くん、それじゃまた」
「ええ、またスポーツセンターで」
タバコを消し携帯灰皿に入れ、階段を上り
「寒っ!。冷えた~!。寒っ!」
独り言を言いながら部屋に戻る真鍋。
『あおいのことをいつまで悩んでも仕方ない。どうせアイツは気まぐれだ、あのことはもう忘れてるさ。今日こそ俺は仕事に戻るぞ!塾行くぞ!』
そう思いながらドアを開ける。
すると
すると、そこには
すると、そこには、いるはずのない少女が・・・・
すると、そこには、いるはずのない少女が床に横たわっている・・・・・
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